2月12日に行われた同試合のファーストレグは、衝撃の試合展開だった。
本拠地『Spotifyカンプ・ノウ』に戻ったバルセロナが“奇跡の逆転”を成し遂げるか。それとも、アトレティコ・マドリードが優位性を活かして、最後に同大会の優勝を成し遂げた2012-13シーズン以来のコパ・デル・レイ決勝進出を決めるか。
試合は序盤の13分、右サイドバックで先発していたジュール・クンデが負傷するアクシデントに見舞われ、急きょアレハンドロ・バルデを投入。ジョアン・カンセロを右サイドバックにスライドさせ、バルセロナとしては予期せぬ交代カードと布陣変更を強いられる。
バルセロナは序盤からボールを握る時間を増やし、反撃の1点を奪う術を探っていく。30分には左コーナーキックを獲得し、ショートで引き取ったラミン・ヤマルがドリブルを開始。ペナルティエリア左を縦に破って、グラウンダーのボールを中央へ折り返すと、フリーになっていたマルク・ベルナルがダイレクトで押し込む。バルセロナがセカンドレグの先制点を奪った。
前半終盤にはアントワーヌ・グリーズマン、アデモラ・ルックマンら、アトレティコ・マドリードがゴールに迫る場面を作ったが、バルセロナを窮地に陥れる1点は決められない。特に前半アディショナルタイム、右サイド内側のスペースを駆け上がったマルコス・ジョレンテからのクロスボールを、ルックマンが頭で合わせた場面は決定機だったが、仕留めることはできなかった。
すると、この直後、バルセロナはヤマルのドリブル突破からフェラン・トーレスがダイレクトでボールを繋ぎ、ペナルティエリア内へ入って行ったペドリがマルク・プビルに倒され、PKが宣告される。このPKをハフィーニャがGKフアン・ムッソの逆を突いて冷静に流し込み、2戦合計スコアで2点差に詰め寄って前半を終えた。
後半に入ってもバルセロナが攻撃に移る時間が続いたが、なかなか次の1点は生まれない。刻一刻と時計の針は進み、71分にはバルデが負傷する事態にも見舞われる。またもアクシデントによる交代カードを切り、ロナルド・アラウホがピッチに送り出されると、この直後に、アトレティコ・マドリードに冷や汗をかかせる1点が決まった。
バルセロナは72分、右コーナーキックをショートで繋ぎ、ペナルティエリア手前右寄りの位置で前を向いたカンセロが、アーリークロスを供給。ファーサイドで前に出たベルナルが、自身この日2点目となる得点を挙げ、これで2戦合計スコアは1点差となった。
終盤にはバルセロナが怒涛の猛攻を見せたが、アトレティコ・マドリードも決定的な1点は奪わせず、試合はタイムアップ。この結果、アトレティコ・マドリードが13年ぶりの決勝進出を決めた。決勝は4月25日の開催予定だ。
【スコア】
バルセロナ 3-0(2戦合計スコア:3-4) アトレティコ・マドリード
【得点者】
1-0 30分 マルク・ベルナル(バルセロナ)
2-0 45+5分 ハフィーニャ(PK/バルセロナ)
3-0 72分 マルク・ベルナル(バルセロナ)
【ゴール動画】バルサの猛攻。中心にいたのは…

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