現在27歳のA・アーノルドは6歳からリヴァプールの下部組織所属し、長年トップチームで活躍した後、昨年6月にレアル・マドリードに加入。今季は負傷離脱を余儀なくされる期間もあるものの、ここまで公式戦20試合出場で2アシストを記録している。
そんなA・アーノルドは2018年6月にイングランド代表デビューを果たしており、これまで通算34試合に出場しているものの、負傷の影響もあって2025年6月の活動を最後に代表には招集されていなかった。
それでも、トゥヘル監督の下で右サイドバックのレギュラーであるリース・ジェームズ(チェルシー)が負傷のため、今月の活動を欠場すると見られていたことから、A・アーノルドが久しぶりに代表に復帰することは確実視されていた。
しかし、20日に発表された3月27日のウルグアイ代表戦と、同31日の日本代表戦に臨むイングランド代表メンバー35名にA・アーノルドの名前はなく、右サイドバックで起用される可能性のある選手としては、エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)、ジャレル・クアンサー(レヴァークーゼン/ドイツ)、ジェド・スペンス(トッテナム・ホットスパー)、ティノ・リヴラメント(ニューカッスル)らが招集されている。
A・アーノルドがメンバーから外れたことに驚きの声も上がっているなか、その理由について聞かれたトゥヘル監督は「少しタイプの違う選手たちだ」と語りながら、次のように続けた。
「トレントが私たちに提供できないものについて言っているのではない。トレントが何を提供できるかはよく知っている。彼がリヴァプールにいた時に私のチーム(当時チェルシー)と対戦した時には本当に苦労した。彼の強みと、彼がチームにもたらすことができるものはよくわかっている」
「でも、クアンサー、リヴラメント、スペンスの3人はいずれも右サイドバックとしてキャンプに参加する選手なので、彼らを起用し続けるのはスポーツ的な判断だ。9月、10月、11月の私たちの好調ぶりは証明済みだ。キャンプに参加している選手たちは、代表入りを勝ち取るために努力しなければならない。
このような状況から、招集外となったA・アーノルドがW杯メンバーからも外れる可能性が高くなっているが、トゥヘル監督は「そんなことはない」と今月の活動に招集していなくてもW杯メンバーに入る可能性はあることを強調した。
「トレントにとっては厳しい決断であることは理解している。こうした難しい決断は、この仕事にはつきものだ。彼はビッグネームであり、輝かしいキャリアを持つ才能の持ち主だ。トレントが私たちに何をもたらしてくれるかはわかっているけど、キャンプに参加している選手たちを招集し続けることにした」
ただ、トゥヘル監督は昨年、A・アーノルドと比較してクアンサーは「少しだけ先を行っている。身長が高く、スピードがあり、ビルドアップに強く、空中戦にも強い」とセンターバックとしても起用可能なクアンサーの長所を語っていたことから、今月の活動に招集されなかったA・アーノルドがW杯のメンバーにも選出される可能性は低くなっていることが予想されている。

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