最終ラインを統率していたイニゴ・マルティネス(現:アル・ナスル)が抜けたバルセロナは、ジェラール・マルティンの台頭こそあったものの、アンドレアス・クリステンセンがケガに泣かされ続け、ロナルド・アラウホもメンタル面で一時期は戦列を離れるなど、CB陣にいくつかの懸念材料を抱えている。
そんななかでブラウグラナのオフィスでは、2026-27シーズンに向けた最優先事項は「フォワード」としているものの、「ディフェンダーに関する資料も机の上にあり、そこには2つの名前が赤線で強調されている」と検討段階にあるとのこと。スペイン紙『アス』によると、1人目はインテルに所属するアレッサンドロ・バストーニという。現在26歳の左利きCBは、インテルで公式戦通算300試合近くに出場しているほか、イタリア代表としても通算41キャップを保持。昨シーズンのチャンピオンズリーグで対戦し苦杯をなめただけに、「バルサは彼が到達しうるレベルをよく理解している」と実力が申し分ないことを認めている模様。しかし、現行契約が2028年夏まで残っており、7000万ユーロ(約129億円)の市場価値が付く同選手の獲得は、「選手交換を伴わない限り、容易ではなさそうだ」と併せて伝えている。
2人目は、バンブルガーSVに所属するルカ・ヴシュコヴィッチのようだ。“ニュー・グヴァルディオール”との呼び声も高い同選手は、19歳ながらすでにズラトコ・ダリッチ監督が率いる、クロアチア代表でデビューを飾っている逸材。保有元のトッテナムからのレンタル加入となる今シーズンは、ここまで公式戦26試合に出場と不動の地位を確立している。この活躍により、ブンデスリーガのトップクラスのCBとして注目を集めており、市場価値も6000万ユーロ(約111億円)にまで急騰。一方で、代理人を務めるピニ・ザハヴィ氏とジョアン・ラポルタ会長は懇意な間柄だが、こちらも交渉は「決して容易ではない」と見解を示した。
また『アス』は、いずれにしても上記2選手を獲得するのにあたっては、「1:1ルール」に戻ることが必要不可欠だと指摘。
ハンジ・フリック監督のハイライン戦術は、CB陣の個の大きさに依存されるきらいがあるが、来夏に実力者を獲得し盤石の布陣を揃えられるのだろうか。

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