トニ・クロースから『8』を継承した“アルコン(鷹)”は、今やレアル・マドリードの心臓となった。
そんなバルベルデが、ポッドキャスト『Terapia Picante』に出演。18歳で生まれ故郷を離れ、レアル・マドリード(最初はカスティージャ)に加入したわけだが、当時を回想した同選手は「とてつもない恥ずかしさで、本当に辛かった」と告白。その背景として、「『俺、ここで何してるんだ』と思ったんだ。駐車場に着いたとき、カスティージャのチームメイトたちがすごく良い車に乗っているのに、俺はペニャロールという(ウルグアイの)1部リーグでプレーしていたのに、まともな車さえ持てなかったから。『一体どこに足を踏み入れたんだ?』とね」とし、さらに「ロッカールームに入れば高級ブランドの服がズラリ…服を脱ぐのが嫌だったし、見られないように急いで着替えていた(笑)。現実を突きつけられたような衝撃だったよ」と世界最高のクラブたる所以を目の当たりした心境を振り返った。
それでもピッチに入れば、バルベルデの存在感は際立っていたという。とくに、破壊力抜群のキックはBチーム時代から健在だったようで、「僕のシュートで、何人かのゴールキーパーをケガさせてしまった。ルカ・ジダンの肩もね。
また、バルベルデがトップチームで作った“名シーン”のひとつとして語り草となっているのが、2019-20シーズンのスーペルコパ・デ・エスパーニャのアトレティコ・マドリード戦での決死のタックルだ。「子供には見せたくない映像だね」とレッドカード覚悟で犯したファールについて口にした同選手は、「ただあの瞬間、チームのためにやるしかないと感じた。退場になることは分かっていたよ。『ここは止めてやるから、また後で会おう!』と何度も言い聞かせたさ」としつつ、「僕はウルグアイ人だ。時々判断が狂うこともあるが、やるべきことをやっただけだよ。レアル・マドリードが勝たなければならない、としか考えていなかったからね。僕たち南米人は、血が熱いんだ」とチームの優勝かつ、大会MVPに繋がったワンプレーを語っている。
“小鳥”から“鷹”へ…バルベルデはレアル・マドリードで圧倒的な存在感を放つようになった。次は、どんな名シーンがマドリディスタを待っているのだろうか。

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