ブラジル全国選手権が13日に開幕し、フラメンゴとアトレチコ・ミネイロが対戦。試合終了間際の82分、レアル・マドリードへの移籍が噂される16歳のヴィニシウス・ジュニオール(フラメンゴ)がプロデビューを飾った。


 ブラジルメディアから「宝石」や「新たなネイマール」などと称されて、大きな期待を寄せられているヴィニシウス・ジュニオール。約10分間のプロデビュー戦について「サポーターたちが自分の名前をたくさん叫んでくれて、不安な気持ちとワクワクした気持ちだった。サポーターに自分の存在を知ってもらうことができて、とても嬉しい。出場のチャンスを与えてくれたチーム、ゼ・リカルド監督に感謝したい」と振り返り、「チームはとてもいい状態だと思う。たくさん勝利を収めて、たくさんタイトルを取れるシーズンにしたい」と今後に向けて意気込んだ。

 また、対戦相手のアトレチコ・ミネイロには、ヴィニシウス・ジュニオールが「子どもの頃のアイドル」だったという元ブラジル代表のロビーニョが在籍していおり、この試合では2トップの一角で先発出場を果たしている。
「実はユニフォームを交換してほしいとお願いしていたんだ。ロビーニョは、『会見の後に交換しよう』と言ってくれた。自分の子どもの頃のアイドルと同じピッチに立てたことは嬉しい」と笑顔を見せた。

 なお、試合は1-1のドローに終わっている。