
【概要】車中泊仕様DIYにおすすめのパーツを紹介。キャンピングカーパーツセンターがセレクト。
[ アルバム : 【画像ギャラリー】車中泊仕様にDIYするならこのパーツが役に立つ!専門ショップで見つけた12選 はオリジナルサイトでご覧ください ]
車中泊車両を作るとき、ホームセンターなどでパーツを買う人がほとんどだが、キャンピングカー専門のパーツショップであれば、普段見つけることのできないアイテムを発見できるかもしれない。
家具を作るのに必要なパーツや電源システムなど、ここでしか発見できないアイテムも多数。今回もキャンピングカーパーツセンターのラインアップをチェックしてみよう。
教えてくれたのは……

渡邊健太郎さん
キャンピングカーパーツセンターの所長として、 たくさんのアイテム、パーツなどを吟味してきた人物。キャンピングカーパーツのプロフェッショナルとして、幅広い知識を有する。

露木伸也さん
広報担当として、バンテックのキャンピングカーやアイテムなどをさまざまなメディアで紹介。キャンピングカーやパーツのレビューはYouTubeでも発信している。
おすすめの車中泊カスタムアイテム12選
EcoFlow オルタネーターチャージャー

8万8000円
以前に比べて、ポータブルバッテリーの平均的な容量は増える一方だ。オフグリッド環境であっても、安心して家電が使えるようになったが、大きな容量をカバーする充電方法が課題になっている。
そんな車中泊車両の充電システムを強力にサポートするのがこのオルタネーターチャージャー。クルマのメインバッテリーにケーブルを接続するだけの簡単施工で、最大出力800Wの走行充電システムが完成する。
埋込 Dual USB & ボルトメーター

1980円
ガジェット系アイテムのほとんどがUSB充電で事足りるようになってきた。USB充電する際は、電源コンセントの電圧に合わせた充電器を接続してUSB出力を得るのが一般的。しかし、充電器を接続する煩わしさもある。
そこで、すぐにUSBケーブルを差し込むことができるこのコンセントが、車内設置におすすめ。
音消しダンパー

440円
キャンピングカーや車中泊のクルマに設置された家具は、走行中の振動の影響を受ける。しっかりと扉をロックしていても、カタカタと音が発生することがある。
そこで登場するのが音消しダンパー。扉の開閉部分に設置することで、振動などを抑制して、音の発生を軽減してくれる。
また、扉を閉めるときのダンパーとなって、扉への負担を軽減する役目も果たす。
吊り棚ダンパー 80N

5280円
吊り下げ棚の扉のヒンジ部分に取り付けて、ゆっくりと扉を開くようにするダンパー。扉を押さえてくれる役目もあり、吊り下げ棚の使い勝手を向上させてくれる。

さまざまな場所に応用できるので、車中泊車両をDIYしたい人にとっても便利なアイテムとなることだろう。施工もしやすく、それほど調整も必要なく使用できる。
コーナー止め 三角 白 キャップ付 10P

671円
車内の家具を自作するとき、壁の立ち上げであったり、箱の側面など、木材を垂直に固定するシチュエーションがある。ネジやクギで固定すればいいが、跡が残って美しくない。
このコーナー止め三角白キャップ付を使えば、きれいに板を固定することができる。ネジで押さえ込んだあと、キャップを取り付ければ、ネジの頭も隠してくれる。
コーナー止め 四角型 白 10P

550円
コーナー止め三角と同じように、板と板を垂直に固定する際に役立つアイテム。四角形の棒のような形状だが、ネジ穴がクロスして開いていて、板をしっかりと固定してくれる。

効率よくコンパクトな設計になっているので、狭い場所で利用することも可能。板を90度の角度で固定できるので、DIYの作業も簡単になる。
CAMFY ホールディングテーブルポール 伸縮タイプ

2万2000円
キャンピングカーなどの室内で印象的なのはリビングテーブルだろう。実際にキャンピングカーを見たことがなければ、このテーブルがどのように固定されているのか、不思議に思うかもしれない。

よくあるのがこの1本支柱で支えるタイプ。天板と床、もしくは土台となるベースの板などにビスで固定すれば、簡単にテーブルが完成する。
セキュリティ LEDオーニングライト 12V

8800円
車中泊車両の出入り口はフロントドアとは限らない。サイドのスライドドアであったり、リアゲートを使う人もいるだろう。そのエントランス部分にライトを付けておけば、夜の出入りも楽々。

このセキュリティタイプであれば、人感センサーで点灯するので、防犯にも役立つ。ボディへの加工が難しければ、キャリアなどへ簡易的に装着するのもいい。
キャンプ シグナル LPG ガス警報器12V

1万3200円
長期の旅行中、車内で食事を作ることもあるだろう。しっかりと換気をして、車内調理に挑戦する人も多いのでは。車内での調理は火器の扱いに注意しなければならない。

難燃素材を使ったり、燃えやすい紙などを近くに置いておかないことも大切。
CAMFY コンパクト全自動温水洗濯機

6万6000円
クルマ旅で気になることのひとつが洗濯だ。コインランドリーを利用すればいいが、大量の洗濯物がなければ、あの大きな洗濯機を使うことに抵抗を感じる。しかし、洗濯物を大量に溜め込むと車内は窮屈になっていく。

そこで、コンパクトサイズの洗濯機を準備しておくと便利。このモデルは温水タイプで汚れ落ち効果も抜群だ。
フィアマ STEP グレー

2800円
車中泊車両内では、靴を脱いで過ごしている人も多い。クルマに入る前に靴を脱ぐ動作があるのだが、これがなかなか面倒。雨が降っているときなどは、さらに億劫になってくる。

ちょっとしたアイデアであるが、このようなステップを用意すると、問題が解決する。入り口にこのステップを置いて、靴の脱ぎ履きに利用すれば、動作もスムーズ。
タイヤセンサー エアモニ4

3万3000円
架装しているクルマはタイヤへの負担が大きい。しっかりとタイヤのメンテナンスをしておかないと、バーストなどの事故を引き起こすことになる。

事故が起きる原因となるのが、タイヤのエア不足。
写真:CAMPINGCAR PARTS CENTER
文:渡辺圭史
初出:カーネル2024年9月号vol.68