24日、昼公演。熱気を帯びたオープニング映像が流れ、アルバムのリード曲『Red』のイントロが鳴り出すとLED扉が開いて黒の衣装の山田が登場。「楽しもうか」と観客を煽ると、どよめく会場。レッドカーペットと化した本ステージまでを歩きながら、情熱的なパフォーマンスを繰り広げる。その後、「花のように」では、階段になったLEDのモニターに艶やかな花が咲き誇り、王道アイドル・山田涼介がさらに輝きを増した。
今回はソロアルバムの曲以外に、「Oh! my darling」や「パフューム」など過去の人気ソロ曲も盛り込まれ、 山田涼介の軌跡を追えるようなセットリストに。「Do it again」では、山田との誕生日デートが“疑似体験”できるかのような映像が流れたあとに、羽が敷かれたステージで白シャツから素肌を覗かせるなど山田が大人セクシーなダンスで魅了した。
Hey! Say! JUMPのメドレーコーナーでは、「サビの振り、一緒に踊ってください!」という山田の呼び掛けで一体感が生まれていく。要所に他のメンバーカラーを演出に取り入れるなど、グループ愛も感じさせた。そして、ソロアルバム収録曲「VELVET」では、メインステージの上空に赤く光る球体が出現。そのなかで歌唱しながら空中移動して、赤いベルベット衣装の山田がセンターステージに降り立つという圧巻のパフォーマンスを披露した。

そして、「先ほどフライングで『涼介ー!』と叫んでいたあなた。今日はカップルで来たんですか? (ゲーム実況している)エーペックスから山田涼介を知って来てくれたのかな? 引き続き楽しんでくださいね」という掛け合いも楽しんだ。「自分でいうのもあれですけど、本当に幅広いお客さまに愛していただいているなと感じております。本当にありがとうございます。いえーい!」と腰をフリフリさせながら感謝を伝えた。
ツアー千秋楽となる6月22日の福岡公演は、全国250館の映画館だけでなく、韓国・香港・台湾のアジア地域でもライブビューイングが実施されることが発表された。山田は、「これぞ、『世界の山ちゃん』ってね(笑)」とギャグをかましながら歓喜。さらに、「一生懸命に準備してきたエンターテインメントだったので、たくさんの方に見てもらえるのは本当に嬉しいです。

取材・文/吉岡 俊 撮影/山川修一(本誌)