最低限の仕事しかしない「静かな退職」が若者を中心に急増している。しかし、リストラの危機を孕み、40歳以上ともなればリスクはさらに膨らむ……。
そんな中、戦略的に窓際ポジションを獲得し、リストラ対象にもならない人たちがいる。あえて“働かないおじさん”という選択に踏み切った会社員の「新・勝ち組」の手法に迫る!

若者の「静かな退職」はリストラの危険も

窓際社員を目指していいのは、優秀な人だけ? 若者が「最低限の...の画像はこちら >>
「静かな退職」を実践する20代は実に46.7%に上るが、「若者のこうした選択はリスクしかない」と危惧するのは、ビジネスジャーナリストの黒坂岳央氏だ。

「同じ『静かな退職』でも50代なら逃げ切れる可能性が高いが、若者は今後の雇用が維持される保証もないのに、それを前提にしているのでリスキーです。それに、50代は若い頃に馬車馬のように働いた分を、今もらっている一方、若者は期待度と人手不足によって、能力の割に比較的高い給与を得ている。成果が伴わなければ、リストラされてしまう」

若者が「静かな退職」で得た時間の使い方も問題だ。

「自己実現のために投資しているのは少数派で、会社で最低限のルーティンワーク。スキルを培えないまま30代になったら巻き返しは難しい。労働市場での価値はほぼなく、そのまま年を重ねれば、将来は非正規労働しか道はありません」

窓際を目指していいのは、優秀なおじさんだけなのだ。

窓際社員を目指していいのは、優秀な人だけ? 若者が「最低限の仕事しかしない」のはリスクしかない理由
40歳OVER[静かな退職]生存戦略

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40歳OVER[静かな退職]生存戦略

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【ビジネスジャーナリスト 黒坂岳央氏】
ブルームバーグL.P.、セブン&アイなどを経て独立。高級果物ギフト専門店「肥後庵」を運営。ジャーナリストとしても活躍する

窓際社員を目指していいのは、優秀な人だけ? 若者が「最低限の仕事しかしない」のはリスクしかない理由
ビジネスジャーナリストの黒坂岳央氏
取材・文/週刊SPA!編集部

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