キムチはタンパク質と組み合わせる
キムチは乳酸菌やビタミンのほかに、カルシウムや鉄分なども含んでいる。栄養満点の発酵食品だが、渥美氏は「タンパク質を加えるとバランスがいい」と指摘する。「タンパク質を加えた定番料理は、豚キムチやキムチ鍋です。これらの料理を作るときは、発酵が進んだキムチを使うのがポイント。発酵で強くなった酸味が旨味に変わって、よりおいしくなります。
さっぱりいきたいときは、冷奴の上に乗せたり、納豆と混ぜたりするだけでもいい。豆腐や納豆もタンパク質を接種できますし、発酵食品同士で相性も抜群です」
キムチの発酵を進めるときの注意点
キムチの発酵させる期間は1週間から10日が目安だという。「発酵食品のキムチは、時間が経つにつれて発酵が進み酸味が強くなっていきます。味の変化を楽しめるのも魅力ですが、1週間から10日を目安に食べきったほうがいい。ただし、保存期間はキムチによって異なるので、賞味期限は必ず守るようにしてください」
保存方法にも注意が必要だ。
「プラスチックの容器だと色が移ってしまうので、ガラスやステンレスの容器で保存すると安心です。食べるときはきれいな箸を使って、細菌が繁殖するのを防いでください。賞味期限内でも、色や匂いがおかしいときは、食べないほうがいいですよ」
発酵が進みすぎたキムチの活用法

「ピクルス代わりに使って、キムチのタルタルソースにするのがオススメ。
ソースとしても使えますし、パンに塗って食べても美味しいですよ。白菜のキムチはもちろん、カクテキ(大根キムチ)でもできます。酸味が強すぎてそのまま食べるのが難しいときは、ぜひキムチのタルタルソースを作ってください」
【黒田知道】