その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。
モテない男性はだいたい言わなくていいことを言い過ぎている
7月8日に放送されたTBS系列のトークバラエティ番組「マツコの知らない世界」では、“30代からの婚活の世界”がテーマとして取り上げられていました。
番組には「25歳の宮崎あおい似の女性」を希望する唐澤一路さん(43)が登場。仲人・婚活アドバイザーの植草美幸さんに、
「つまんない」「そもそも唐澤さん面白くない」「冗談が面白くない」
と、指摘されている姿が印象的でした。
その後、番組内でマッチング率4割越えのバスツアーに参加した唐澤さんは、隣に着席した女性に対し、自身がホラー系の映像制作や企画に携わっていることを話しますが、彼女の反応はイマイチ。
ところが、バスを降り、グループで散策しているシーンでも
「まあ死んじゃったらゾンビとして」
「ゾンビ枠でヴァアアアアつって」
「このゾンビとこのゾンビが結婚しました」
と、ゾンビ話を続けていました……。
最終的には第二希望の女性とマッチングが成立しますが
「言ってしまって大丈夫ですか」
「第二です」
と、なぜか第二希望であることを打ち明けてしまいます。嘘をつけない方なのでしょうか。
余計なひと言がやや目立つ唐澤さんですが、清潔感のあるルックスで紳士的。にこやかで素敵な男性です。だからこそ余計なひと言で「大損をしている」と感じてしまいます。
飲み屋さんにも、普段の立ち振る舞いは素敵なのに、好きな女の子の前では照れてしまうのか、または動揺してしまうのか「余計なひと言」が目立つ男性がいます。そのひと言さえなければ彼女と結ばれていたかもしれないのに。
読者の皆さんには同じ失敗をして欲しくないです。
そこで今回は「キャバ嬢に 『逆効果』なセリフ7選」をご紹介します。ダメなおじさんのフリ見て我がフリなおしましょう。
その1「普段はこんなところ来ないんだけど」(キャバクラに興味がないアピール)
「普段はこんなところに来ない」と口に出すことで、女性には困っていないことや、キャバクラという場所そのものに興味がないことを強調しようとする男性がいますが、これは逆効果です。
もう来ちゃっているのに何を強がる必要があるのでしょうか。素直に楽しんでください。
また、キャバ嬢は洞察のプロです。そのひと言が本心でないことも簡単に見抜かれてしまいます。
「ああ、この人はモテる人だと思われたいんだな」と思われるだけです。
その2「もうすぐ100人切りです」(経験人数自慢)

「えー、すっごーい」
と、その場ではヨイショしてくれますが「だから何だよ」が本音でしょう。
「100人切り」など経験人数を自慢する発言は、
・同じ女性と長期的な関係を築けない
・不誠実で軽率
・いちいち数えてるのがキモイ
といったようなネガティブな印象を与えるものでもあります。
その3「~ちゃんと付き合ってる」(モテ自慢)
「~ちゃんと付き合っている」と発言し、モテていることを強調することでキャバ嬢の嫉妬心を煽り、ゲームを有利に進めようとするおじさんは少なくありません。しかし、これも逆効果です。
そのような策略は簡単に見抜かれてしまい「おじさんなのに子どもっぽい」という印象を与えてしまいます。
また、キャバ嬢と付き合っていると話すおっさんの話をよくよく聞くと、キャバ嬢が営業活動の一環として応じた休日の外出などを、おっさんが「デート」であると勘違いしていることがほとんどです。
その4「~ちゃんのことは女としてみていない」(男女の友情は成立する説を強調)

実際に「女としてみていない」場合はよしとして、相手を異性として意識しているのに(例:バストサイズを把握したがるなど)、男女の友情は成立する説を強調してしまうと、それが女性に安心感を与え、警戒心を解くための方便であることがバレてしまいますよね。
このようなケースですと、「~ちゃんのことは女としてみていない」発言は逆効果になってしまいます。たぶんですけど、本当に女としてみていないならわざわざこのようなことを口にすることもないのではないでしょうか。
その5「年収はウン千万円です」(お金持ち自慢)
キャバ嬢に対し「年収はウン千万円です」と、お金持ち自慢をする男性も珍しくありません。
キャバ嬢がいわば売り物であり、自身はそこで買い物をする立場である、と認識したうえでの発言だと思います。ここまでは大きくは間違ってはいません。しかし、「自分は経済的に余裕がある」とアピールしておきながら、シャンパンのおねだりに対し渋い顔をしてしまうなどすると、その発言は台無しになってしまいます。
主張と矛盾した発言は「口だけ」「見栄っ張り」とみなされてしまいます。
その6「こういうところって変な人多いでしょ」(“オレはあいつらとは違う”アピール)

そもそもキャバクラです。「自分は他の変な客とは違う」程度のことで頭ひとつ抜けた気になっているのが痛々しい。キャバクラで他の男性よりも優れていると評価されたいのであれば、それは売上に貢献することでしか叶えられません。だってキャバクラなので。そういう土俵なんですよ。
だいたい「変な人多いでしょ」と言っている本人が最も変な人であることが多いです。自身が立っている土俵がどのような種類のものであるか、ということさえ正確に把握できていないくらいですから。
その7「キャバ嬢としてではなく人間として好き」(意味不明)
はいはい黙れ。「キャバ嬢としてではなく人間として好き」ですって?意味不明です。
例えば「偏見がない」ということを強調したい場合ですが、これでは彼女たちの仕事が「人間らしさ」と対立するものだと暗に示す発言として捉えられてしまうため逆効果です。
もしくは、キャバ嬢と客という関係以上のステップへ進むことを期待して発言している場合ですが、これも「特別な関係を求める下心」と見透かされ、信頼を損ないます。
「人間として好き」じゃなくて、「あまりお金は使いたくないけどチヤホヤはされたい」と正直に言ったらどうですか。
お気を確かに
今回は「キャバ嬢に 『逆効果』なセリフ7選」を解説しました。言っていることとは別の思惑や下心が透けて見えちゃうと、脈なしへ一直線です。下手な駆け引きはよしましょう。
彼女のハートを射止めたいなら、余計なことは言わず、ルールとマナーを守って遊ぶのが1番の近道であると心得ましょう。「人間として」などという評価には1円の価値もありません。
お気を確かに。
<文/みずえちゃん>
【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989