こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
ナゼ似合っていないのに茶髪にしてしまう40代男性がいるのか?
みなさんの周囲に髪の毛を茶色や派手色に染めている40代男性はいませんか?当然、本人はオシャレのために染めているのでしょうが、茶髪おじさんはたいてい女性陣から評判がよろしくないのが実情です。
もちろん40代男性のなかでも、デザイナーや美容師といったオシャレ玄人で茶髪にしていて似合っている人はいますし、とにかく男は黒髪より茶髪が好きというマイルドヤンキー気質の女性もいるでしょうから、全否定はしません。
ただやはり、40代男性は茶髪化によってヤンキー崩れ・ギャル男崩れのようにダサくなるケースが多いですし、そんな茶髪化を痛々しいと感じている女性もまた多いのです。
ではナゼ似合っていないのに茶髪にしてしまう40代男性がいるのでしょうか?
突き詰めていくと理由はシンプル…「若く見られてモテたいから」
40代男性が茶髪にする理由はいくつかあるでしょう。例えば、そもそも若い頃からずっと茶髪スタイルを貫いているとか、白髪隠しのために黒染めではなく茶色染めしているとか、ファッション好きで他人とは違う個性を出したいからとか、そういった理由が考えられます。
ただ、そういった理由が“言い訳”や“建前”とまでは言いませんが、もっと根源的かつシンプルな理由があるはずです。
それは「若く見られてモテたいから」。
なんだかんだ言って、40代男性が茶髪にする理由は、ほぼコレに集約されるでしょう。
筆者は恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーをしていることもあり、恋愛に積極的になる「モテたい!」というモチベーションは素晴らしいと思いますし、応援しています。
しかし、モテを目指す40代男性を応援したいからこそ、「茶髪はやめておけ」と言いたいのです。
原因は“20代のモテメソッド”をそのまま使ってしまっていること
モテを目指すのであれば当然、女性ウケが最重要なわけですが、前述したとおり「40代茶髪おじさん」の評判はよろしくありません。20代男性が茶髪にすれば好意的に受け止められることも多いですし、茶髪化がきっかけでモテることもあるのに、なぜ40代男性が同じことをしても真逆の結果になってしまうのでしょうか?
その原因はズバリ、「無理して若作りする姿が痛々しいから」です。
20代男性が茶髪にすればモテ度もアップする可能性があるわけですが、原因はまさにその“20代のモテメソッド”をそのまま使ってしまっていることにあります。
20代と40代では加齢によって見た目が大幅に異なるのはもちろんですが、女性陣が求めている要素も社会的に求められる振る舞いも異なります。ですから40代が20代の手法をそのまま流用すること自体が大間違いなのです。
ヤンキーやギャル男などワルぶったベクトルで茶髪にするのは古い
さらに言うなら、“茶髪はモテる”という考え方自体が20~30年前の若者の発想――つまりいまの40代男性が若かりし頃のモテメソッドであり、その手法自体がだいぶ古いという致命的な欠陥もあります。現代も茶髪にしている10代・20代男性はいますが20~30年前に比べると減っています。また、以前はヤンキーやギャル男などワルぶったベクトルで茶髪にしている若者が多かったのに対し、いまの若者たちの茶髪はそういった“イキり要素”は薄いため、茶髪は茶髪でもテイストが異なっているのです。
いずれにしても、40代には40代に合った大人のモテメソッドがあるにもかかわらず、自分たちが10代・20代だった頃のモテメソッドをいまだに頼りにしていて、必死に若ぶろうとしているところが痛々しく見られてしまう要因なのです。
20代は無理がある…40代男性が目指すべき“若見え”は30代!
それは“若作り”への間違った認識が招いた悲劇でもあります。“若見え”を狙う場合、実年齢より-5歳から-10歳ぐらいまでであれば自然に若く見せられることも可能ですが、さすがに40代が20代を目指すのは無理がありすぎる。
女性陣から本音で「若く見えますね!」と言ってもらえて、実際にモテ度がアップしているのは、“40代なのに30代に見える”というレベルの話。顔にはしっかりシワが刻まれているでしょうから、40代が20代の若々しさを目指すのは土台無理で、むしろ余計老けて見えてしまうなんてことも……。
「若く見られてモテたいから」と恋愛に積極的なのは応援しますが、40代には40代に合った“若見え”があるということを学んでおきましょう。
<文/堺屋大地>
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【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。