“リアルな介護事情”を発信し続ける理由
「僕は、無職、独身で、認知症の母親を介護しています」穏やかな関西弁で視聴者に語りかけるN氏。90歳の母との生活を赤裸々に映した彼のYouTubeチャンネルの登録者は7万人を超える。着替えやトイレの介助まで、まさに“リアルな介護事情”を発信し続ける理由を聞いた。
「東京の郵便局で10年以上契約社員をしていたんですが、正社員登用の希望は叶わず、7年前に体を壊したんです。母の認知症がわかったのはそんな時。仕事を辞めて介護に専念することに迷いはありませんでした。同時に始めたYouTubeは、母との思い出を残すための記録用としか考えてなくて。長く続くなんて思ってもみませんでしたよ」
その後の生活を変えたYouTube
思いつきのその行動が、その後の生活を大きく変えた。「3年以上、少ない貯金を取り崩しながら凌いでいたんですが、半年前についに10万円を切った。でも不思議と、『なんとかなる』って思えたんです。ありがたいことに、ちょうどその頃から動画が徐々に軌道に乗り、 会社員の月収くらい稼げるようになりました」
N氏のタフさの源は…
「僕ら氷河期世代は、みんな傷を負いながら荒波を乗り越えてきたから、想定外の事態に強いはず。それに動画の視聴者から『気力が湧いた』などコメントをもらえるのが嬉しい。
母親もカメラを向けると、『また撮ってるん?』と軽口をたたきながらも、背筋がしゃきっと伸びる。いい刺激になってるのだと思います」
親の老いは笑い飛ばすくらいでいい
親の老いは、笑い飛ばすくらいでいいと言う。「介護は悲劇ではなく喜劇。母の『お前誰やねん』という本気のボケに、『ほんま僕、誰なん!? 息子やん!』って全力でノリつっこみする。僕らの世代は、介護を乗り越えるタフさがあるはずです」
老いによる変化を止めることはできないが、捉え方次第で余生を心豊かに生きることは可能なのだ。
【介護系ユーチューバー N氏】
「無職、独身、息子と認知症、母の貧生活」チャンネル。認知症の母の介護を包み隠さず配信し、登録者数は7万人を優に超える
―[[貧困介護]の現実]―
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