今年もいよいよ後半戦ですね。体感ではまだ6月くらいなので困惑しています。

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 大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。

格上の相手に挑むのに「互角」のつもりではいけない


 今回のテーマは「キャバ嬢と付き合う方法」です。

 皆さんが20代前半で、なおかつ吉沢亮か横浜流星級のイケメンなら1億%キャバ嬢と付き合えます。

 おじさんで、なおかつイケメンでもないとなると、お気に入りのキャバ嬢ちゃんや、彼女にアプローチするその他のメンズたちが皆さんよりも「格上」になってしまう可能性の方が高い。そのためかなり苦戦するでしょう。

 しかし望みはあります。私の言うことを必ず実践してください。

 では、さっそく解説します。

その1:LINEより来店


「キャバ嬢と付き合いたい」と張り切っているおじさんがよくやりがちなことなのですが、マメにLINEをするのは全くの逆効果です。彼女の気持ちを代弁するなら「余計な仕事を増やすなよ」です。

 身も蓋もないお話をしてしまうと、キャバ嬢のねらいは、皆さんに来店してもらい、接客を通じて売上をあげることです。LINEでのやり取りは顧客との関係を維持するための手段ですが、来店につながらなければ彼女たちの収入にならないわけで、時間とエネルギーの無駄になってしまいます。

 こんな簡単なことをわざわざ言われないとわからないなんて、よほど仕事のできない人なんだろうな、と思われているでしょう。


 キャバ嬢と仲良くなりたいなら、まずは来店です。

その2:アフター狙いならまずは売上に貢献しよう


“普通のおじさん”なのに、なぜかキャバ嬢と付き合える男性に共通する5つの特徴
※写真はイメージです。以下同
 お気に入りのキャバ嬢とアフターに出かけたくて、わざと閉店ギリギリに来店しているそこのおじさん。あなたに言いたいことがあります。

 そもそも、キャバクラのビジネスモデルは、お客様の滞在時間や注文(ボトルやシャンパンなど)で売上をあげることに依存しています。閉店間際に来店してしまうと滞在時間は短く、しかも注文も最小限になりがちで、キャバ嬢の売上にほとんど貢献することができません。よって「儲けにならない客」と、みなされてしまう可能性が高いです。注意しましょう。

 アフターは、キャバ嬢がその日の売上のお礼、または「今後も継続的に応援してくださいね」というおもいを込めて応じているものです。

 アフターをリクエストするなら、まずは売上に貢献しましょう。

その3:店外よりも同伴

 
 出勤前のキャバ嬢とお客様が一緒に食事などをし、その後一緒に店に入ることを「同伴」と呼びます。多くのキャバクラでは同伴の回数がキャバ嬢の評価に影響しますし、お店によっては「同伴バック」などのキックバックもあります。

 一方、休日の外出にキャバ嬢が応じる「店外デート(デートだと思っているのはあなただけですが)」は時間外労働であり、休日手当などは基本的にはありません。

 そのため店外デートを「損得勘定なしの純粋なデート」と捉え、喜ぶおじさんが多いです。キャバ嬢と「付き合ってる」とか言い出すおじさんのほとんどがこれです。


 ところが。言わずもがなですが、“客である”という立場をフル活用して相手に1億%忖度させた上でしぶしぶ付き合わせるのが「店外」です。店外すればするほど「客 対 キャバ嬢」という関係性はより一層強くなってしまいます。よって、一生お客様以上にはなれません。

 いい加減に学習しましょう。

 お店の外でキャバ嬢と過ごしたいなら、店外はNG。同伴をチョイスするのが正解です。

その4:プレゼント代はケチってはいけない


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プレゼント
 彼女の身に着けているものや、暮らしぶりから、または「カルティエのどれそれが欲しい」など、明確な発言からお気に入りのキャバ嬢が求めている品がおおよそわかってはいるのに「貢いでいるみたいでイヤだから」と、あえて求められていない安価なもの、例えばハンドクリームなどをプレゼントしているそこのあなた。

 そもそも、彼女に好意を抱いてもらうきっかけになることを期待してプレゼントを贈るのに「貢いでいるみたいでイヤだ」ですって?意味がわかりません。求められていないハンドクリームなんて贈ってどうする。大学生だってもう少しましなものを選びますよ。

 惚れた男から受け取るものなら、たとえそれが木の枝や落ち葉だったとしても嬉しいものですが、皆さんは惚れた男“未満”です。相手と互角のつもりでいてはいけません。
おとなしく貢ぎましょう。

 また、キャバクラではプレゼント=関係性を深めるためのツールのひとつとして受け入れられています。そこであえて安価なプレゼントをチョイスしてしまうと「このおじさんはハンドクリームひとつで私との関係を進展させようとしているんだ」と捉えられてしまいかねません。

 ただし、身の丈に合わないお買い物は禁物です。

 プレゼントを彼女に対する「貸し」であると捉え、なんとしてでも取り返してやろうと躍起になっている男性をたびたびお見かけします。彼女から望む通りのリアクションや約束、言葉を与えられるまでしつこく食い下がり、思うままにならないとわかるとパニック状態に陥ります。

 パニックに陥った結果、グサリとやっちゃう男性もいます。

 そのように「見返り」を求めて苦しくなるようなことはよしましょう。それは恋ではなく、ただの執着です。山にこもって写経でもしてください。

その5:下心は隠しましょう


 キャバ嬢だって一応は血の通った人間なので、

「~したらHできる?」
「朝まで一緒にいて欲しいな」
「今日は禁欲1週間目です」

 と、念押しされると「気持ち悪い」と感じてしまうでしょう。シャバの女にやってイヤがられることは残念なことにキャバ嬢にもイヤがられます。笑って受け流してはくれますが。


 笑って受け流してもらいたい人は一生笑って受け流してもらっていたらいいと思うのですが、「キャバ嬢と付き合いたい」なら話は別です。

 女性は「発情しているどうでもいいおっさん」のことは基本的に嫌いです。よって、下心は隠しておくのが吉です。

お気を確かに


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仕事帰りのみずえちゃん
 今回は「キャバ嬢と付き合う方法」について解説しました。

 キャバ嬢と付き合いたいならLINEではなく来店を優先しましょう。アフターのリクエストをするなら、まずは売上に貢献しましょう。店外デートをしても楽しいのはあなただけ。お店の外で会いたいなら同伴がベストです。

 そして、見返りを求めてしまうような贈り物はNGです。下心は見せず、大人の男性の余裕ってもんを見せつけましょう。

 こういうお話をすると必ず「そんなことをしても都合の良い客になるだけ」と言い出すおじさんが出てくるのですが、都合の良いお客様にさえなれていないおじさんが「彼氏」に昇格することなんてあるわけないじゃないですか。

 お気を確かに。


<文/みずえちゃん>

【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989
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