皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。
婚活男性がよくしがちなコミュニケーションミス
婚活の現場では、相手から大きな自己開示をされる瞬間があります。たとえば、家庭環境、過去の恋愛、価値観、仕事のこと。その時のあなたの反応ひとつで、関係が続くか終わるかが決まってしまう……。先日、放送されたAbemaTV『愛のハイエナ』で私は長期に渡り、セクシー女優さん達の婚活をサポートしました。その中で、婚活男性がしがちなコミュニケーションミスの典型的なパターンがあったのです。
彼女が本当に知りたかったのは…

順調にデートを重ねていたのですが、当然、関係は途切れました。理由は、女性がはじめから繰り返し伝えていた「私の仕事があなたやご家族に受け入れられるものか不安」という自己開示への男性の返答でした。
彼の言葉は「大丈夫。進んでみないとわからないから」。
一見、ポジティブで前向きなように聞こえますが、女性にとっては拍子抜け。彼女が本当に知りたかったのは「受け止めてくれるか」ではなく、「どうしてあなたは受け止められるのか」という根拠でした。
「軽い返答」が相手に与える印象
心理学では、「自己開示」(self-disclosure)に対して適切に共感や理解を返すことを「自己開示の相互性」と呼びます。人間関係を深める上で、この相互性が満たされないと信頼関係は築けない。特に結婚を前提にした出会いの場では、「軽い返答」は相手にとって「理解してもらえない」というシグナルになってしまうのです。
では、どう答えればよかったのでしょうか。
女性を安心させる回答は?

「自分も昔、周りに理解されないことがあって悩んだ経験がある。だから、人の価値観は本当に無数だと思うようになった。自分にとって大事なのは、あなたがその仕事を誇りを持ってやっているかどうか。それなら応援したいと思える」
こう答えることで、女性は「彼はただ軽く言っているのではなく、実体験を通して理解している」と安心できます。
「共感的理解」こそが人の心を開く第一歩
多くの男性は、相手が不安を口にした時、励ましや解決策を提示することで安心させようとします。でも、婚活の場で女性が求めているのは“論理的な答え”ではなく、“自分の気持ちを受け止めてもらえた感覚”です。心理学でも、「共感的理解」こそが人の心を開く第一歩だとされます。
結局のところ、自己開示とは「勇気を持って差し出す弱点」のようなもの。それを真正面から受け止められる人は、婚活市場では圧倒的に強い。逆に、軽く流してしまう人は「この人は深い関係を築けない」と判断されやすいのです。
自己開示に対する誠実な返答力が必要

そこで必要なのは、おしゃれなデートプランや会話の面白さではなく、自己開示に対する誠実な返答なのです。
婚活における勝負の分かれ目
婚活においては「自己開示されたときにどう応えるか」が勝負の分かれ目。相手の言葉を軽く受け流さず、自分自身の経験や価値観を背景に「なぜ受け止められるのか」を伝えることで、女性に安心感を与えてください。
逆にそこを怠れば、どんなに相性がよくても3回目のデートで終わってしまうでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
―[結婚につながる恋のはじめ方]―
【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)