―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。

結婚は本当に“墓場”なのか?

「結婚は人生の墓場」だと考える男性こそ知っておくべき“幸福な...の画像はこちら >>
「結婚は人生の墓場だ」と言ったのはフランスの哲学者、パスカルだと言われています。初めて耳にすると、なんとも暗い響きですが、この言葉が長く引用されるのは、多くの人が「結婚生活の大変さ」を実感しているからでしょう。

 とはいえ、現代に生きる私たちにとって、結婚は本当に“墓場”なのでしょうか。

 結婚に対して不安や迷いを抱える30代~40代の男性読者の中には、「本当に結婚に向いているのか」「相手と一生やっていけるのか」と考えすぎて動けなくなる人も少なくありません。そんなときこそ、過去の偉人たちが残した結婚に関する言葉を、今の時代に置き換えて考えてみるとヒントが見えてきます。

バラバラな不幸が生まれわけ

「結婚は人生の墓場」だと考える男性こそ知っておくべき“幸福な夫婦に共通する特徴”
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 たとえば、トルストイは「幸福な家庭はどれも似ている。不幸な家庭はそれぞれに不幸である」と書きました。これはつまり、幸せな結婚生活には“ある一定の共通項”が存在するということです。

 現代的に言えば、その共通項とは「会話が途切れない」「生活の優先順位が近い」「お金や家事の分担が不公平でない」といった、ごく基本的な部分。逆に、この土台が崩れている家庭では、夫婦ごとにバラバラな不幸が生まれるわけです。

夫婦生活を長く続ける鍵は?

 さらにアメリカの作家マーク・トウェインは「結婚したとき初めて、自分がどんなに自分勝手だったかに気づく」と語りました。恋愛中は気づかない“自分の癖”や“わがまま”が、共同生活を始めて初めて露わになる。

 これは多くの既婚者が頷くところでしょう。だからこそ、婚活中の段階から「自分の生活習慣を見直す」「相手の価値観を受け入れる柔軟さを磨く」ことが、長く続く関係を築く鍵になります。

結婚観はぐっと現実的にする考え方

「結婚は人生の墓場」だと考える男性こそ知っておくべき“幸福な夫婦に共通する特徴”
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 私自身、婚活相談を受けるなかで印象的だったのは「なぜか毎回、結婚を考えると相手に幻滅してしまう」という40代男性の声です。詳しく聞くと、彼は相手の些細な欠点ばかりに目が行ってしまい、「この人と一生暮らすのは無理だ」と結論づけてしまう癖がありました。
これは“完璧な結婚”を求めすぎている典型例です。

 ゲーテの言葉に「結婚は長い会話である」というものがあります。長い年月を共にするには、相手に常に新しい発見を感じられるか、話していて心地よいかが重要だ、という意味です。完璧さを探すよりも「一緒に話していて飽きないか」「笑い合えるか」という視点に切り替えることで、結婚観はぐっと現実的になります。

現代の婚活に即してまとめると…

 ここで一つ、現代の婚活に即してまとめてみましょう。

①幸せな結婚には“共通点”がある

 価値観や生活の土台が近いかを確認することが第一歩。

②自分の“我”を客観視する

 結婚生活は自己中心的な性格を浮き彫りにする。婚活中から修正する意識を持つ。

③完璧な相手より、会話が続く相手を選ぶ

 結婚生活は“終わりのない会話”。話していて楽しいかどうかが続くカギになる。

「結婚は自分と向き合う修行の場」

「結婚は人生の墓場」だと考える男性こそ知っておくべき“幸福な夫婦に共通する特徴”
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「結婚は墓場」という古い言葉も、裏返せば「結婚は自分と向き合う修行の場」とも読めます。過去の名言を現代の視点で解釈すると、結婚の本質は“お互いに学び合い、変わり続ける関係性”にあると気づかされます。

 これから結婚を考える方に伝えたいのは、理想の相手を追い求めるよりも、名言の教えを借りて「自分は結婚生活を続けられる土台を持っているか」を問い直してみることです。
そうすれば、結婚は墓場ではなく、むしろ人生をより豊かに広げていく場所になるはずです。

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)
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