結成2周年を迎えたアイドルグループ・僕が見たかった青空(通称:僕青)が出演する舞台「夏霞~NATSUGASUMI 2025~」が、東京・シアター1010にて上演されている。
2024年に初演された「夏霞」をベースに、今作では八木仁愛と杉浦英恋がダブル主演を務める。
物語は、高校の合唱部員たちの前に亡くなったはずの同級生が現れたことをきっかけに、悩みや葛藤を乗り越えながら希望を見いだす青春ストーリー。今回は合唱部も2グループ編成となり、同じ筋書きながらも異なる魅力が詰まった2つのルートが誕生。新たな「夏霞」へと進化した。
メンバーの成長と自信「よりチャレンジした舞台に」
初日前日に開催された公開ゲネプロ後の囲み取材には、メインキャストの八木、杉浦、早﨑すずきが出席した。昨年に引き続き主演を務める八木は、「前回よりも緊張し過ぎずに楽しくできているなと思っていて。去年の良さを残しつつ、さらに自由度の増した私らしい舞台がお届けできるんじゃないかとワクワクしています」と話すと、早﨑も「1年前は舞台の基礎から教わったりしていたんですけど、みんなが挑戦したいということができている。よりチャレンジした舞台になっていると思います!」と自信を見せた。
記者の質問を受けて答える早﨑すずきと回答を考える八木仁愛、杉浦英恋
最新シングル「視線のラブレター」のセンターに続いて、大役を務める杉浦は「私自身、『グループを引っ張っていくんだ』と感じたのが舞台の稽古中でした。自分なりのパワーを発揮して、僕青をもっとたくさんの方に知っていただけるように頑張りたいなって思います!」と力を込めた。その言葉を聞いていた八木は、「すごく頼もしいです。同じ役でベースは一緒なんですけど、全然違う作品だと感じるぐらい英恋オリジナルが詰まっているので、本当にエンターテイナーですね」とベタ褒めすると、杉浦は照れ臭そうに笑った。
笑いを誘った杉浦のアドリブ
(写真左から)Aチームの須永心海、吉本此那、八木仁愛、西森杏弥、早﨑すずき、八重樫美伊咲、岩本理瑚
「仁愛ルート(Aチーム)」と「英恋ルート(Bチーム)」について、「Aチームは昨年のベースに近い形で構成されているので、とくに初見の方にはおすすめです」(八木)、「Bチームは私が主演ということもあってコメディ要素が盛り込んでいるので、肩の力を抜いて見れる作品。どちらの公演も私たちが登場するシーンから違いを感じてもらえると思います」(杉浦)と特色をアピール。
(写真左から)Bチームの金澤亜美、安納蒼衣、塩釜菜那、長谷川稀未、柳堀花怜
杉浦について、早﨑は「Bチームはアドリブが多めなんですけど、あるシーンで英恋ちゃんが安納蒼衣ちゃんにひざまずいてプロポーズし始めて、稽古中からメンバーみんなで爆笑してました」とコメント。杉浦は「私は結構真剣にやってたんですけど、なぜか爆笑シーンになりました(笑)。本番もテンションが上がったら出ちゃうかもです」とニヤリ。記者たちの笑いを誘った。
舞台「夏霞~NATSUGASUMI 2025~」 僕が見たかった青空
公演は同場所で今月15日まで、千秋楽公演は昼公演(Bチーム)・夜公演(Aチーム)ともにライブ配信も予定している。常に成長し続けるグループでありたい。結成時に誓った思いを胸に、3年目もさらなる飛躍の年にしてもらいたい。
【僕が見たかった青空】2023年6月15日に結成したアイドルグループ「僕が見たかった青空(通称:僕青)」。同年8月30日に「青空について考える」でCDデビューすると、第65回日本レコード大賞新人賞を獲得。最新シングル「視線のラブレター」が発売中。舞台「夏霞~NATSUGASUMI 2025~」はシアター1010(東京都足立区千住3-92 千住ミルディスⅠ番館 10F)にて15日(月・祝)まで上演される。最新情報は公式HPをチェック