YouTubeで日々、恋愛心理を中心とした男女の恋愛観に関する情報発信をしています、結婚相談所「エースブライダル」主宰の関口美奈子です。
これまでに3万人以上の男性と向き合ってきた私の実体験と男女の心理に関する研究データから、リアルで実用的な情報をお伝えしたいと思います。
「LINEでの会話が続かない」悩みを解決
婚活や恋愛を意識するようになると、多くの大人の男性が直面するのが「LINEでの会話が続かない」という悩みです。直接会ったときは自然に話せても、文字だけのやり取りになると、なぜか気まずさや距離を感じてしまう方は少なくありません。しかし実際は、特別な才能やセンスは必要ありません。ほんの少しの工夫を取り入れるだけで、LINEを通じて自然に距離を縮めることができます。ここでは、大人の男性だからこそ活用できるモテ返信のポイントを、具体例とともにお伝えします。
①共感を添えることで安心感を与える

例えば、相手から「今日は残業で疲れた」と送られてきたとします。ここで「お疲れ様」の一言だけで終わらせてしまうと、どうしてもそっけない印象になります。おすすめは次のような返信です。
「一日お疲れさま。本当に大変でしたね。僕も仕事が立て込んだときは、家に帰ると必ず好きな本を読むようにしています。〇〇さんはどんなふうにリフレッシュしてます?」
このように共感の言葉に加えて、自分のエピソードを少し入れると、自然な会話の広がりが生まれます。
②ネガティブをそのまま返さず、前向きに変換する
LINEは文字だけでやり取りする分、ネガティブな言葉は重く伝わりやすいものです。女性が少し弱音を吐いたときに、そのままマイナスな方向で返してしまうと、会話全体の雰囲気が沈んでしまいます。例えば「最近、休日もなんだか家にこもりがちで……」と送られてきた場合。
「そうなんだ。つまらないですよね」と返すと、話題が暗いまま終わってしまいます。そこで一歩工夫して、こう返してみましょう。
「そうなんですね。たまにはゆっくり休むのもいいと思いますよ。でも、気分転換に近場で美味しいものを食べに行けたら楽しそうです」
大人の男性らしい余裕を見せつつ、前向きな提案をすることで、相手の気持ちも自然と明るくなります。
③あえて余白を残す未完の会話術

例えば「趣味は何ですか?」と聞いたとき、相手が「映画が好き」と答えてきたとします。すぐに「じゃあどんな作品?おすすめは?」と畳みかけるのではなく、少し間を残す返信がおすすめです。
「映画が趣味なんですね。
こうすることで、相手は「次に話してみたい」という気持ちを持ちやすくなり、会話が自然に次へつながります。
④デート後のフォローは具体的に
実際に会った後のLINEは、二人の距離を一段と近づけるチャンスです。ここで「今日はありがとう。またお願いします」だけでは、印象が薄くなってしまいます。例えば食事デートのあとには、次のような返信をしてみましょう。
「今日はありがとうございました。あのお店、落ち着いた雰囲気で料理も美味しかったですね。また一緒に別のお店も探して行きたいです」
このように具体的な感想を入れることで一緒に過ごした時間を楽しんでいたことが伝わり、次の約束を自然に提案する流れができます。大人の男性として、落ち着きと誠実さを感じさせるのがポイントです。
「特別な言葉より、誠実なやり取りが距離を縮める」
LINEのやり取りは、特別なセンスや派手な言葉を駆使する必要はありません。むしろ大切なのは「共感を伝える」「言葉を前向きに変える」「余白を残して次につなげる」「デート後には具体的に感謝を伝える」といった、小さな工夫の積み重ねです。大人の男性にとって、女性に与えられる最大の安心感は落ち着いたやり取りと誠実さです。
ぜひ、ご自身の言葉でアレンジしながら、日々のやり取りに取り入れてみてください。きっと女性との距離が、少しずつでも確実に縮まっていくはずです。
―[恋愛コーチ・関口美奈子]―
【関口美奈子】
恋愛コーチ。結婚相談所「エースブライダル」主宰。メンズ化粧品「ISIKI」開発ディレクター。著書『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』『気遣いを恋と勘違いする男、優しさを愛と勘違いする女 相手の本性を見抜き、最高のベストパートナーを見つける男と女の心理ルール』が発売中。 YouTubeチャンネル「みなこの圧倒的モテ男TV」は開設1年半で総再生数が5000万回を突破(Xアカウント:@sekiguchiminako)