全国に1230駅ある道の駅から、道の駅のプロが、いま行くべきおすすめの3駅を紹介する。
1年365日、牡蠣料理が食べられるグルメ道の駅! 「厚岸グルメパーク」(北海道)
牡蠣の旬は「er」のつく月と聞いたことがないだろうか。英語で語尾にerがつくSeptember(9月)からDecember(12月)までの4カ月が牡蠣の美味しい季節といわれている。しかし、厚岸(あっけし)の牡蠣は例外。厚岸湖と厚岸湾が交わる汽水域に広がるこのエリア特有の大きな温度差を生かして、牡蠣の産卵時期を調整。
産卵後に身が痩せるという現象をコントロールすることで、一年中牡蠣を出荷できるようになった。
そのため厚岸では「erの法則」が当てはまらず、一年中、新鮮な牡蠣を食べることができる。春夏はサッパリ系、秋から甘みが増し、冬になると濃厚な甘さの牡蠣になるといわれている。
そんな厚岸の牡蠣を存分に味わえるのが道の駅「厚岸グルメパーク」である。
1階の物産館には地元産の海産物や加工品がずらりと並び、なかでも目を引くのが牡蠣を使った佃煮、オイスターソース、燻製など牡蠣づくしの商品だ。
小さな水族館「プティ」もあって、水槽のなかで牡蠣が養殖されている姿が見られる。厚岸ではホタテ貝の上に牡蠣の稚貝を付着させて養殖。
ウィスキーにカレーも! 大人も子供も大満足
2階には炭焼炙屋のほかに2店舗の食事処があってそちらもおすすめだ。「オイスターバール ピトレスク」では、牡蠣を使ったピザやパスタが味わえるほか、全国的に人気で品薄の「厚岸ウイスキー」も飲める。
安くて新鮮で美味しい牡蠣を食べるなら断然おすすめの道の駅である。
道の駅DATA
厚岸グルメパーク
駐車場=普通車105、大型車4、障碍者用2台 営業時間9:00~19:00(4月は~18:00、10~3月は10:00~18:00)※売店、レストランなど施設によって異なる。休=月曜(祝日の場合は翌日)
全長137mのジップラインのあとは、天然温泉でリフレッシュ! 「こすげ」(山梨県)
周辺は秩父多摩甲斐国立公園の自然に包まれ、多摩川の源流部にあたる清流や大菩薩峠など見どころの多いエリアだ。
この道の駅には「フォレストアドベンチャー・こすげ」が隣接している。フランス発祥のアウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」のひとつで、自然の森を舞台にした本格的なアスレチック体験ができる人気スポット。
専用のハーネスを装着し、木々の間を移動するアクティビティで、大人から子どもまで、体を使って思いっきり遊べる。
利用料金は、アドベンチャーコースが4000円で大人・小人一律料金となる(身長140cm以上、または小学4年生以上、体重110kg未満)。
コースの紹介や詳細についてはホームページをチェック。週末や連休は混み合うため、事前予約が安心だ。自然と一体になって遊ぶことで、体も心もリフレッシュできるだろう。
汗は温泉で流し、空腹は本格ピザで満たす
中央道・大月ICからのアクセスで、都内から2時間程度のため、週末の日帰りレジャーにも最適な距離感だ。自然の中で思いっきり遊んで、温泉で癒やされ、地元のグルメと出合える。
日常から一歩離れて心も体もリセットできる山の中のエンタメ拠点だ。
道の駅DATA
こすげ
駐車場=普通車89、大型車3、障碍者用4台 営業時間9:00~19:00 (12~3月は10:00~)源流レストラン10:00~16:00(※土・日・祝は~17:00) 休=水曜(臨時休業あり。物産館は無休)
スイートポテトや極細けんぴなど「なると金時」の魅力を満喫! 「くるくる なると」(徳島県)
ちなみになると金時は、徳島県内の特定地域で栽培されたサツマイモにのみ名前をつけることが許された地域限定のブランドで、その品質の高さと甘さから全国的にも評価が高い。
なると金時だけじゃない! 魚介もアクティビティも充実
体験は予約制だが、土・日・祝日は定員になることが多く、事前の申し込みがおすすめ。
屋上にはジップラインのほかに、芝生の広場や展望デッキも整備されていて、家族連れがのんびり過ごす姿も多く見られる。
施設内には授乳室やキッズスペースもあり、ファミリー層への配慮も行き届いている。買い物、食事、体験が一体となった複合型の道の駅として地域観光の拠点になっている。
道の駅DATA
くるくる なると
軽食・レストラン=〇 産直市場=○ 温泉(入浴施設)=× 足湯=× 宿泊施設=× キャンプ場=× RVパーク=× ドックラン=× 観光案内所=○
駐車場=普通車152、大型車15、障碍者用3台 営業時間9:00 ~17:00 (一部、施設によって異なる)休=無休
<写真・文/浅井佑一>
【浅井佑一(あさい・ゆういち)】
キャンピングカー専門誌『オートキャンパー』編集部を経て独立。現在は旅とキャンピングカーをテーマに活動するフリーライター。2014年3月よりキャンピングカーでの車中泊旅をスタートし、2年3カ月かけて全国の道の駅1,059カ所を制覇。その後も新設された道の駅を継続的に訪れ、現在は2度目の道の駅制覇の旅の途中。道の駅、車中泊、キャンピングカー旅の第一人者として、雑誌・書籍・メディア出演など幅広く活躍中。最新の著書『道の駅コンプリートガイド2026』(扶桑社)が発売されたばかり
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