アイドルグループ「NGT48」の元メンバーで、モデル、インフルエンサーとして活動する川越紗彩の初写真集「なんとかなるなる」(KADOKAWA)が10月14日に発売される。本作はインドネシア・バリを舞台に女の子らしい可愛さとセクシーの両立を目指した意欲作。
初めてのランジェリーカットやシースルーのバックショットにも挑戦している。今回のインタビューではこだわり抜いた衣装や、人生初海外ロケの裏話などを語ってもらった。

一人の人間として見てほしかった

元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわ...の画像はこちら >>

――活動再開おめでとうございます! まずは、写真集に挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。

川越紗彩(以下、川越):芸能活動を復帰するにあたって写真集を出させていただくことになって不安もあったんですけど、写真集を出せる機会って簡単に巡ってくることじゃないし、これを逃したらもう無いかもしれないと思ったのでやってみようと思いました。

――写真集への憧れはアイドル時代からありましたか?

川越:もちろんです。NGT48として活動中にも先輩たちが次々と写真集を出していて、私は見る側の立場でした。だから、お話しをいただいたときは本当にびっくりしましたし、出せるならすごくいいものを作ろうという思いで、今回撮影に挑みました。

――出すことが決まって、まず誰に報告しましたか?

川越:家族ですが一番はお母さんです。「出すよ」って報告したら『それはすごいね! 楽しんでね』って言ってくれました。でも、普通はもっと喜ぶのかな? 結構あっさりでした(笑)

元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説
元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説

――照れ隠しもあるかもしれませんね。では、撮影に向けて何か“準備”などはされましたか?

川越:アイドルじゃない一人の人間としての川越紗彩を見てほしかったので、自然体でいようと健康的な体づくりをイメージしました。 栄養バランスのいいご飯も三食ちゃんと食べたり、適度なストレッチをしてみたり、肌管理とか気をつけながらロケまで過ごしてました。なので、ダイエットで体を絞った訳ではなくわがままボディで挑みました。


元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説
元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説


「こんなに気軽に来られちゃうんだ」

――ちなみに、先ほどNGT48の先輩たちの写真集を見ていたと話していましたが、撮影の参考にされた方の写真集ってありますか?

川越:そうですね。本間日陽さんや荻野由佳さん、西潟茉莉奈さんの写真集を全部拝見してこの表情がいいなとか、こういう雰囲気で撮りたいなとか参考にしつつ、自分らしさも大切にしたかったので。 今までのグラビアでは見せなかった表情や角度、着たことがなかった衣装を取り入れたりなど、新しいものを詰め込んだ一冊を目指しました。

――衣装選びでこだわったポイントはありますか?

川越:セクシーな感じと、可愛さ、女の子の甘さも全部取り入れたくて、一着一着全部試着して選ばせていただきました。色も女の子らしいピンクにしたり、衣装の一部がレースやシースルーになっていたりとか、細かいところをこだわってみました。装飾も気にして、例えば真っ赤なランジェリー衣装があるんですけど、一見セクシーだけど大きなリボンが付いてるんですよ。色はとってもセクシーだけど実は可愛いとか。

元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説
元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説

――ちなみに、お気に入りの衣装を選ぶならどれでしょうか?

川越:全部お気に入りではあるんですけどピンクのオフショル衣装ですね。後ろがレースで透けているんです。パッと見可愛いんだけど、よく見ると透けているっていう一度で二度楽しめる仕掛けで、ファンの方からもすごく人気があります。今まで着たことのない衣装なのでお気に入りです。セクシーさもありつつ、ちゃんと女の子らしい可愛さも前面に出ているので、男性も女性も喜んでいただけるんじゃないかな?

――こだわりの衣装に囲まれてのインドネシア・バリのロケはいかがでしたか?

川越:プライベートでもお仕事でも初めての海外だったので、まずパスポートを作るところから始まって、用意して持っていかなくちゃいけないものの確認とか、事前にいっぱい調べて準備してました。でも、飛行機に乗っちゃうと意外とすぐでした。
こんなに気軽に来られちゃうんだって発見でした! 音楽とかたくさんダウンロードしたんですけど、意外と聴かなかったです。

元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説
元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説

――そんな初海外でしたが、ロケ中の思い出や印象に残っていることはありますか?

川越:私、動物が大好きなのでが、インドネシアには野良犬と野良猫がいっぱいいて、ロケ中もたくさん見かけたんです。でも、スタッフさんから「海外の動物を触っちゃダメだよ」って言われていて我慢してました。ある朝、私が泊まってたホテルの部屋のドアを開けたら野良猫ちゃんがいたんです。でも触れないからずっと見つめ合っていたんです。

――目を合わせると猫って逃げちゃいますけど、ずっとお見合い状態だったんですか?

川越:全然動く気配がなかったので、ドアを開け閉めしていつかはどこかへ行くかなと思ったんですけど、どこへも行かなくて。それで一歩だけ近づいてみたんですよ。そしたらササッと逃げちゃって。距離感の問題だったみたいです。

元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説
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川越流「なんとかなる」精神

――タイトルの「なんとかなるなる」の由来について教えてください。

川越:このタイトルはロケ中に考えました。カッコいい系よりかはちょっとゆるっとしたタイトルの方がいいかなと思って決めました。
あんまりカッコいいと自分が置いて行かれそうで(笑)。今まで「まあ、なんとかなるでしょう」という気持ちで乗り越えてきたことが多くて、「なんとかなる」って言葉を入れてみようと思ったんです。あとは語尾に可愛さを足したくて、ポップな感じに仕上げてみました。私らしいタイトルになったと思います!

――「なんとかなる」精神はとても大事ですよね。活動再会後はどんな活動をしていく予定ですか?

川越:そうですね。 まずSNSを新しく開設したので、そこでいろんなコスメとか、私が好きなファッションを発信していきたいと思っています。あとは趣味でギターをやっているので、オリジナル楽曲を作ったりとか、バンド演奏で披露したりとかもしたいですね! 写真集の発売に合わせてお渡し会イベントを新潟と東京で実施するのですが、ファンのみなさんと触れ合えるイベントをたくさんしていきたいなって思ってます!

――すごく具体的な目標ばかりで、ファンの方も応援しがいがありそうですね!

川越:いろんなことができたらいいなって思っています本当にやりたいこととか、興味あることをどんどん発信していきたい!

元NGT48・川越紗彩「自分らしさも大切にしたかった」“かわセク”を極めた初写真集のこだわりを力説
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――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

川越:アイドルを卒業して、芸能活動を今年から復帰させていただき、変わらず応援してくださるファンの方がいらっしゃることが本当に心強いです。NGT48を卒業して今はインフルエンサーとして一人で活動していますが、心細いとき応援してくださるファンのみなさんの顔を見ると本当に安心します。毎日感謝してもしきれないというか、本当に大好きなみなさんなので、これからも「応援していてよかった」と思ってもらえる活動をして、一緒に楽しいことをたくさんしていきたいなって思っています。これからも末永くよろしくお願いします。

<取材・文・撮影/安藤龍之介>
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