オープニング。生バンドとコーラスの重厚なサウンドが鳴り響くと、ペンライトが消された暗闇のなか中央ステージに黒マント姿で現れた堂本。1曲目はアルバムのリード曲の「The beginning of the world」。壮大な演出による曲のラストで、12名のダンサーとともにこぶしを高く突き上げてライブが開幕した。
その後のMCでは、「初めてライブに来た方もいらっしゃいますか。ありがたですね。いいんですか、timelessの寺西くんじゃなくて(笑)、いいのね。
24年間続き、自身の代名詞であった主演舞台「Endless SHOCK」が昨年末にその歴史を閉じた。今年で46歳だが、若干の老化を感じてきたこともあるようで、「家で携帯を触ってて、『これでスケジュールは完璧じゃん』と思ったあとに『あれ、携帯どこやったっけ?』って探してる。あとは、『あとでこれやろう』と思って別のことを始めた5秒後にはそのことを忘れてるっていうね。皆さんもあるでしょ? 本当に怖い!」と話すと会場から笑いが起こった。
ファン人気の高い『ホテル・ミラージュ』は独特なリズムとオリエンタルな雰囲気で華麗なダンス、手拍子で会場を盛り上げる。また、‘03年にリリースされた薄荷キャンディーの収録されたカップリングで自身が作詞・作曲を担当した「I」は、経験を重ねて表現力と甘美に溢れた歌声を届けた。そして、後半ブロックでは「Danger Zone」「LOVE CRIES」などラップを織り交ぜ、激しい炎のなかで圧巻のダンスパフォーマンス。「愛の十字架~Promise 2U~」「Because of you」では、会場にT字の“浮き橋”が出現。高さ約15メートルから2階席のファンの歓声にも応えていた。
7月21日、デビュー28周年記念日に自身のYouTubeチャンネルで生配信を行い、翌22日からグループ名を「DOMOTO」に改名すると発表した。「急遽作ったファンクラブに入会していただいて、こうして滞りなくコンサートが開催できることにも感謝しております」とファンに想いを届けた。
本編ラストは再び、「The beginning of the world」をパフォーマンス。この曲には、これから自分はどんな曲を表現すればいいのか、悩んだ末に見つけた希望。ここから幕が上がって新たなスタートなんだ、という強い決意を込めた。ダンサーに持ち上げられた堂本が、オープニングよりも高く拳をかざして、圧巻のライブを締めくくった。
ステージとは、常にそのときの集大成をぶつける場所。どんな状況で歩みを止めない堂本光一のエンターテインメントをこれからも楽しみしたい。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
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