こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
不倫がバレる原因は大別すると2パターン
今回のお話は「不倫」が社会通念上、倫理に反する誤った行為であり、家族を傷つけ苦しめる行為であることを大前提としてお聞きください。筆者のもとには不倫についての相談も少なくありませんが、自己責任だという覚悟をもって行っている場合は、咎めることはせず、お話をじっくり伺うようにしています。
さて、不倫が妻・夫にバレてしまう原因には、大別すると2つのパターンがあります。
ちなみに、スマホでコソコソと不倫相手とLINEしているのが見つかったとか、休日出勤や出張だとウソをついて不倫相手と密会しているのが見つかったとか、原因とはそういった具体的な事象のことではありません。それらは今回お伝えする2つの原因がきっかけとなり起こる事象だからです。
鈍感な夫からいきなり離婚を突き付けられ…
1つめの原因については、結婚歴8年で3歳年上の夫がいる光希子さん(仮名・女性・34歳)のご相談から紐解いていきましょう。「夫とは結婚してすぐに“レス”になったので、“女”として見られたくて、これまで5人ぐらいの人と不倫関係になってきました。今は会社の40代の上司と不倫しています。
夫は鈍感な人だから、不倫相手のLINEの登録名を苗字だけにしたり、帰宅前に毎日メッセージのやりとりを削除したりしておけば、まずバレないだろうと思ってました。
それに夫は私に興味がないから何をしてようが理由さえ言っておけば平気だったので、『繁忙期で残業続き』とかウソのアリバイを作っておけば、不倫相手とホテルに行って帰っても大丈夫だろうと。
でも、ある日突然、夫が『君が不倫しているのは知っている。
原因は夫の過小評価と自分の対策への過信
結論から言いますと、光希子さんは夫の洞察力を過小評価しすぎていて、さらに自分の対策を過信しすぎていたのでしょう。
夫は勘が鈍いと決めつけてアリバイがあれば怪しまないだろうというその油断や、ある程度は不倫バレに警戒して対策しておけば気付かれないだろうという油断――ズバリ、それが原因です。
しかも光希子さんの場合、5人と不倫してきたということですので、過去4人のときはバレなかったという成功体験があったことが、油断を招いたのかもしれません。
どんなに入念に、何重にも策を講じていたとしても、100%絶対に不倫がバレない方法なんてありえません。バレない確率を95%ぐらいまで高められたとしても、それでも20回に1回はバレてしまうわけです。
光希子さんの場合は5人目の不倫相手でバレてしまったわけですが、仮に5人目が隠し通せていたとしても、彼女が油断したまま不倫遊びをやめずに続けていれば、遅かれ早かれバレてしまっていたのではないでしょうか。
ちなみに、何十年もずっとパートナーにバレずに不倫し続けているというケースもありますが、そういう人はたいてい、とても臆病者です。
過信せず、油断せず、「いつバレてしまうかわからない」とビクビクしているからこそ常に慎重。そうなると対策もとても厳重になっていくので、バレない確率が100%近くにまで高まっているのでしょう。
自分は万全に対策していたのにバレたのは…
2つめの原因については、結婚歴15年で同い年の妻がいるヨシさん(仮名・男性・40歳)のご相談から紐解いていきましょう。「僕は不倫を完全に“遊び”と割り切っていて、不倫相手に本気にならないというのがポリシーでした。
相手と疑似恋愛のようなことはしますが、本気で愛してるのは妻だけなので、家にいるときは妻に尽くしているし、周囲には愛妻家で通っています。
でも、あっさり不倫がバレてしまったんです……。それは不倫相手だった28歳の女の子のほうが、どうやら思っていた以上に僕にハマっていたようで、それで結婚前提だった同世代の彼氏にバレてしまったんです。
彼女には『お互いのためにバレないように細心の注意を払おう』と口を酸っぱくして伝えてあったんですけど、彼氏からすると挙動不審で怪しい言動が多かったようで。けっきょく、その彼氏がうちの妻にも連絡をしてきて、バレてしまったという経緯です」(ヨシさん)
原因は不倫相手が冷静さを欠いていたこと
ヨシさん自身が、もうすでに原因に気付いていたようですが、改めて説明していきましょう。彼の不倫がバレてしまった原因は、自分がどんなに厳重に対策を講じていても、必ずしも不倫相手も同じレベルで徹底的に対策していたり、同じレベルで常に警戒して注意を払ったりするわけではなかったということ。
ヨシさん自身はもしかすると95%ぐらいの不倫バレ防止対策ができていたのかもしれませんが、それで安心するのは早計だったということです。
特に、相手がその不倫にのめりこんでいたら要注意。
禁断の愛に燃え上がっていると、“たくさん会いたい”、“長く一緒にいたい”、“電話で声を聞きたい”といった衝動に突き動かされるようになってしまいます。
そして、バレないようにしているつもりでも冷静さを欠いているため、パートナーから見ると発言に矛盾があったり、行動に違和感があったりするようになるものなのです。
おそらく不倫相手の20代女性は、感情をコントロールできなくなっていたのでしょう。
例えば、ヨシさんにLINEしたくて彼氏が一緒に部屋にいるときもコソコソとメッセージを送ったり、ヨシさんと会う日のアリバイ工作でいつも同じ女友達の名前を出してしまっていたり、対策が雑になっていたのではないでしょうか。
とにかく、自分が万全に近い対策をしている人こそ盲点になっているのが、不倫相手側からバレるというパターンなのです。
<文/堺屋大地>
―[ゼロ恋愛 ~経験値ゼロから学ぶ恋愛講座~/堺屋大地]―
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi
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