―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。

30代以降の婚活男性によくあることは…

「『顔がタイプじゃない』で結婚を逃した男性」の後悔…1年後に...の画像はこちら >>
 婚活の現場でよく聞く言葉があります。

「性格も価値観も最高なんだけど、顔がタイプじゃなくて」

 相性も良いし、会話も弾む。なのに、関係を進展させる決め手にならない……これは、30代以降の婚活男性によくある“贅沢なジレンマ”です。

人にはそれぞれ“恋愛スイッチ”があるが…

「『顔がタイプじゃない』で結婚を逃した男性」の後悔…1年後に気づいてしまった“痛恨の選択ミス”
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「顔がタイプじゃない」という気持ちは、決して浅はかでも間違いでもありません。

 人にはそれぞれ“恋愛スイッチ”があり、外見の好みが感情を動かす要素のひとつなのは確かです。

 ただ、そのこだわりが「本来求めている幸せ」を遠ざけている可能性があることも、覚えておきたいポイントです。

ループから抜け出せない男性は意外と多い

 実際、何度も「見た目がタイプの女性」と付き合ってきたのに、結婚まで至らなかった男性ほど、「今度こそ中身重視で」と思いながらも、いざ性格のいい女性が現れると気持ちが乗り切れないというケースが多いのです。

 このループにハマる男性は、意外なほど多くいらっしゃいます。

運命の出会いを果たすも…

「『顔がタイプじゃない』で結婚を逃した男性」の後悔…1年後に気づいてしまった“痛恨の選択ミス”
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 たとえば、ケンタさん(仮名・37歳)は「まさしく奥さんにするならこの人!」と思える女性と交際していました。

 彼女からは前向きにケンタさんとの交際を進めていきたい気持ちは早い段階で聞いており、私もこの交際を成婚まで繋げたいと感じていました。

 彼女は、聞き上手で家庭的。価値観も似ていて、一緒にいて居心地が良かったそうです。

恋愛感情にこだわりすぎて残念な結果に

 しかし、ケンタさんは3回目のデート後に「なんか恋愛感情がわかない」と感じ、距離を置いてしまいました。

 その後、彼女は他の男性と半年で結婚。ケンタさんはそれを知った時、「あのとき、顔のことさえ気にしなければ…」と少し後悔したといいます。


 それから1年ほど結婚を目指して活動をしていましたが、やはり振り返っても彼女ほど心地よく違和感なく過ごせる人はいないんだと言うことに気がつき、恋愛感情にこだわりすぎていたと感じたようです。

「タイプじゃない」ときの解決策

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 恋愛初期の「タイプじゃない」は、時間の経過で変化することがあります。

 人は一緒に過ごす時間が増えるほど、相手への印象が変わるものです。心理学的には「単純接触効果」と呼ばれ、頻繁に接することで好感度が上がる傾向があることが知られています。

 また、“顔がタイプ”という基準には、自分の承認欲求が潜んでいる場合もあります。

「この人を連れて歩いたら、周囲にどう見られるか」という無意識の見栄が、本当の心地よさを見えにくくしていることがあるのです。

 顔へのこだわりは、実は相手ではなく「自分のプライド」に向けられていることも少なくありません。

“顔の好み”よりも“心の相性”で恋をする

 恋愛はドキドキで始まり、結婚は安心で続きます。

「最初のときめき」にこだわりすぎると、「長く続く穏やかさ」を逃してしまうこともあります。

 もし今、“顔以外は完璧”な女性に出会っているなら、一度「恋愛感情がなくても会い続けてみる」という選択をしてみてはいかがでしょうか。3回ではわからない魅力が、5回目、7回目で見えてくることは本当に多いのです。

 タイプじゃないと思っていた顔が、ある日ふと「愛しい表情」に見える瞬間があります。そのとき、あなたはきっと“顔の好み”よりも“心の相性”で恋をしているはずです。


―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)
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