大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。
もう令和8年なのにセクハラをやめられないあなた
昨年11月、沖縄県南城市の古謝前市長がセクハラ問題で失職したことが報じられました。市が設置した第三者委員会には「出張先でホテルの部屋に呼ばれてキスされた」「カラオケでチークダンスを強要された」といった古謝氏によるセクハラ被害を訴える声が寄せられたそうです。
また、セクハラ問題で福井県知事を辞職した杉本達治前知事には、冬のボーナスとして満額の325万2,000円が支給され、某ニュースサイトのコメント欄は「そういう制度だから仕方ない」派と、「納得できない」派で割れています。
昨年も数々のセクハラ被害が報じられた1年でした。令和の時代に、まだこんなおっさんっていたんだ、と読者の皆さんの多くは驚いていると思います。でもいるんですよね。ホステスをしながら、ありがたいことにこうして執筆仕事を兼業させてもらっているのですが、お取引先には「まだこんなおっさんっていたんだ」と、ある意味では感動(?)させてくれる化石みたいなセクハラおじさんが実際にいます。
ほとんどが無自覚にセクハラをしているんじゃないでしょうか。今までは笑って許してもらえていた諸々が、急に「お咎め」事案とされ、おじさんたちは困惑しているのかもしれません。しかし同情はしません。ご自身のお立場を守るためにも、おじさんもアップデートしていきましょう。
そこで今回は「おじさんのセクハラ言動10選」を紹介します。
その1:「佐藤さんはS?M?」「バキュームできる?」など飲み会でセクハラ三昧
かまととぶってんじゃないよ、と言われてしまいそうなのですが、割と“箱入り”なので、「佐藤さんはS?M?」「バキュームできる?」など、社会に出て働くまで、このようなヒドイことを言われたことが1度もありませんでした。
社会って怖いですね。働くって、生きていくってしんどい。辛い。と、メソメソしているわけにもいかないので、「え?どういう意味ですか?」と真顔で聞き返すようにしています。
その2:家の近くにいることをアピールする
これは、セクハラとはちょっと違うのかもしれないのですが。
お仕事を請け負うにあたって提出する書類の中には、居住地の住所が示されたものも含まれるじゃないですか。当然相手を信用して提出しているのですが。
「最近は佐藤さんちの近くのドトールで休憩してます」
と、キモすぎる報告をしてくれるおじさんがいます。
去年、同じおじさんから
「近所に引っ越しました」
と、LINEがあってとてもイヤな気持ちになりました。誰もお前の近所に住みたくない。
その3:複数人での飲み会の予定が直前に「サシ飲み」になる
「代理店の偉い人を紹介するから」「編集長を紹介するから」と言われたから喜んで出かけたのに。約束の時間の数分前になって「みんなインフルエンザみたい(笑)」「今日はオレと2人になっちゃいました」と、だまし討ちされることはまあまああります。
「私もインフルエンザみたい(笑)」と返信したいところです。
しかも、こういう「サシ飲み」は深夜0時に近づくにつれ、
「今日は朝まで一緒にいられるんだよねえ?ねえ?」
という流れになりやすい。帰るけど。
その4:遠まわしに断ると逆ギレする
これも同じおじさんの話です。
23時ごろに「今日は何してるの?」とおじさんからLINEがあったので、
「帰宅中です。疲れているので今日は早めに休みます」
と、返信したところ、
「別に誘ってないので大丈夫です。そんなに警戒されると傷つきます」
と、逆ギレされたことがあります。スマホをへし折りそうになりました。
その5:諦めずに何度も誘う
これも同じおじさんの話です。
おじさんから、
「12月なら今週と来週は夜の予定があいています」
「年内に食事をしたいなら来週がラストチャンスです」
と、私がおじさんと食事をしたいという前提でLINEがあります。
「サシ飲み」以降、1ミリも信用していないので、やんわりお断りするのですが、
「最近かまってあげられていませんよね。すみません」
と、やっぱり私がおじさんと食事をしたという前提です。もはや感動しました。
その6:おかしな方向に飛躍する
「越智さん」というお名前を「えちさん」と読んでしまったところ、実際は「おちさん」だったらしく、
「頭の中がHなことでいっぱいなんだね」
「スケベなお年頃だね」
「えちえちお姉さんだ」
と、おじさんを喜ばせてしまったことがあります。
さらに、
「ボクも興奮してきました」
と、大喜びさせてしまいました。
その7:やたら電話してくる
36歳の感覚ですと、電話=よほどの緊急事態なのですが、50、60代はたいした用事がなくてもホイホイ電話してきます。
「話し相手になってくれてありがとう」
と、感謝されて以降はもう電話に出ていません。
おじさんの世間話に付き合いたくないレディたちは、電話には出ず、そのかわりに
「いま手が離せないのですが、ご用件をうかがいます」
と、LINEするといいですよ。
その8:なんとしてでも自宅を訪問させようとする
お歳暮のシーズンには私もお歳暮を持ってお取引先を訪問するのですが、中には
「自宅で仕事をしているので部屋まで持ってきてほしい」
「たまにはゆっくりお酒でも飲みながらおしゃべりしましょう」
と、ワガママを言うおじさんがいます。
お世話になってるもんな、と少し迷いましたが、数秒後には「そこまでしなくていいか」と考え直し、おじさんへのお歳暮はパスさせていただきました。
その9:触る
「スリーサイズを知りたかっただけ」と言い訳をされましたが。
その10:急に謎のお金をくれる
「困っているならもっと支援できる」と。
当然のことですが、何の見返りも求めず、お金だけくれるおじさんなんていうものは基本的にはいません。受け取ったら最後、キモい求愛行動がエスカレートすることは言うまでもありません。
全部お金で買えます
おじさんは、欲求を抑制しないことをあまりにも社会に許されてきてしまった。それが「男らしさ」であるとされ、歓迎されてもきた。
性的な欲求を満たすためのサービスというのは有料であることが一般的です。それを、無料で満たそうとしてはいけません。「デカいね~」「ツンツンしたくなっちゃう(笑)」などを笑って許してもらいたいなら銀座へ出かけましょう。私たちが喜んでお相手させていただきます。
<文/みずえちゃん>
【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989
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