こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
“5年間で20代女性30人”と関係を持った!?
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。今回お話を伺うのは圭太さん(仮名・男性・43歳)。
なんと彼はいわゆる迷惑行為として広まっている「おぢアタック」について、「僕はおぢアタックをこれからも続けますよ」と豪語しているので、その真意を紐解いていきたいと思います。
おぢアタックとは35歳以上の男性が8歳以上年下の女性に恋愛感情を抱き、口説き落とせるかもしれないと勘違いしてアプローチしてくる行為のこと。
おぢアタックは世の若い女性たちの間で「キモい」「迷惑」というレッテルを貼られがちですが、圭太さんは「直近の5年間だけでも30人以上の20代女性と関係を持ちました」というのです。
「大半はアプリ(マッチングアプリ)で出会った子たちですけど、なかには仕事で知り合ったクライアント企業の女性や、行きつけのバーの従業員女性を口説き落とせたこともありますね」(圭太さん)
豪語していた彼はハイスペ&イケビジュだった
そもそも圭太さんのプロフィールや人となりを説明しておきますと、高学歴・高収入のハイスペ男性。そして従業員が10人程度という小規模ながらメディア関係の会社の経営者で、ヒゲが似合うダンディなビジュ。本人は「竹野内豊の下位互換(笑)」と自称していますが、たしかに系統は竹野内路線なのでモテるのは納得で、恋愛強者であることは間違いありません。
それにしても“5年間で20代女性30人”というのは驚きです。
「『どうせウソでしょ?』とか『ハッタリかましてる』とか、そういうふうに疑われることも多いんですが、申し訳ないけど5年で30人って本当なんですよ。
僕は20代の頃に一度結婚しているバツイチなんですけど、結婚期間の数年間以外はずっと遊び続けているので、経験人数は300人を超えてます。要するに20代の頃からずっと鍛錬を続けている恋愛の“現役プロアスリート”みたいなもの。
早々に恋愛の戦いから降りている“アマチュア”の同年代男性に、40代になっても20代女性とすぐに関係を持てるというこの“高み”が、本当にあるっていうのを理解できないのは仕方ないとは思います(笑)」(圭太さん)
マッチングアプリでデートできるのはたった1%
なかなか挑発的な言葉を並べる圭太さんですが、20代女性へのおぢアタックは、実はかなり地道で泥臭いことをしているようです。「僕から20代女性にアプローチして関係を持てる確率なんてめちゃくちゃ少ないですよ。
アプリでは何百人に“いいね”を送っても、そこからマッチングして、メッセージのやりとりで仲よくなって、デートまでいけるっていう確率は1%ぐらいかもしれない。
でもアプリなら500人にアプローチしまくる(“いいね”を送りまくる)こと自体はそんなに大変じゃないし、そこから5人デートできるって考えれば、コスパもタイパも悪くない。
僕の場合、デートまで持っていければこっちのもので、実際に僕に会えば好感を持ってもらえる自信はけっこうあるから、20代女性相手でもデートできれば半分ぐらいの確率で自宅やホテルへ連れ込めます」(圭太さん)
リアルで出会った20代女性を口説く2パターン
ただ、マッチングアプリ内のおぢアタック以上に、リアルのコミュニティで出会った年下女性へのおぢアタックは嫌悪されやすいでしょう。「リアルで出会った20代女性を口説く場合は、大別すると2パターンあるんです。
例えば行きつけのバーの常連さんとか店員さんの若い女性を口説くときは、けっこうアグレッシブにいっちゃいます。べつに『おぢアタックされた、キモい!』なんて陰口叩かれてもたいして気にならないので(笑)、好みのイイ女と出会ったら口説かないともったいないぐらいの感覚ですね。
でも仕事関係で知り合った若い女性にアプローチするときは、おぢアタックうんぬんは置いといて、セクハラやパワハラで訴えられるなんて可能性もあるので、細心の注意を払っています。
仕事関係の女性の場合は、そもそも相手がよっぽど脈アリっぽいムーブをしてない限り口説かないですし、アプローチするときも石橋を叩いて渡る感覚で慎重に進めますからね」(圭太さん)
「キモい」「迷惑」と思われたってかまわない
リアルで出会った20代女性にアプローチした場合、関係を持てるのはどれぐらいの確率なのでしょうか。「10人口説いたうちの数人って感じなので、成功率は20~30%ぐらいじゃないですかね。つまり圧倒的にうまくいかないことのほうが多いので、ガチで僕のことを『キモすぎる!』って思ってる知り合いの20代女性は何人もいたと思いますよ(笑)。
ただ、セクハラやパワハラに発展したら大問題ですけど、おぢアタックという行為自体は『キモい』『迷惑』と思われるぐらいで、べつに法に触れてるわけでもルールに違反してるわけでもありません。
僕は野球好きオジサンなので野球で例えるなら、プロ野球でバッターが打率3割なら天才ですよね。
だけど逆に考えるとその天才ですら、7割は打席に立ってもヒットを打てずに失敗しているわけです。
だから“失敗すること=キモがられること”を恐れてたら打席には立てないし、打席に立たなければそりゃ1本もヒット打てないでしょっていう、それだけの単純な話なんです」(圭太さん)
「おぢアタック」がなくならない構造的な原因
おぢアタックを繰り返し、“5年間で20代女性30人”という驚異的な成果を上げているという圭太さんの話は、なかなか考えさせられるものがありました。ハイスペ&イケビジュ中年である恋愛強者の彼でさえ、マッチングアプリで20代女性に“いいね”しても99%はデートまで持っていけず、リアルで出会った20代女性にアプローチしても70~80%は失敗しているというわけです。
圭太さんの「キモい」「迷惑」と思われてもかまわないというスタンスは、賛否両論あるでしょう。というか若い女性たちからは圧倒的に“否”が多いしょう。
しかし彼のように、成功確率が低いことを承知のうえで若い女性へアプローチしまくれば、一定の“結果”を出せると味を占めた中年男性がいるのも事実。
そして、圭太さんのようにストロングスタイルでおぢアタックをし続ける中年はいなくならないでしょうし、さらにそういう強者から成功体験を聞いて「自分もいけるかもしれない」と勘違いする中年も出てくるでしょう。
これこそが世の中からおぢアタックという行為がなくならない構造的な原因なのかもしれません。
<文/堺屋大地>
―[ゼロ恋愛 ~経験値ゼロから学ぶ恋愛講座~/堺屋大地]―
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。
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