投資歴71年、資産20億円超。89歳にして今なお毎日18時間、相場と向き合い続ける“日本のバフェット”こと藤本茂。
日経平均5万円時代を「まだ通過点」と言い切るその視線は、’26年相場の先をどこまで見据えているのか。

’26年相場をどう見る?

「日経平均5万円なんて大したことない」資産20億円、89歳現...の画像はこちら >>
投資歴71年、“日本のバフェット”と称される人物は’26年相場をどう見ているのか?

「’25年はまあまあだったね。日経平均5万円なんて大したことない。1980年代バブルに比べたらな。相場のことは相場に聞くしかないけど、この流れは続くんじゃない?」

こう話すのは資産20億円超の89歳現役トレーダー・藤本茂さんだ。その年齢で、今なお「毎日18時間ぐらい働いている」という。午前2時に起床して、日経CNBCを流し始め、夜8時頃まで相場の動向や銘柄のリサーチをしながら、トレードする生活を続けているのだ。

「お国の事情に振り回されたらダメ」

「勉強し続けることが一番大事。株のことは“友達”だと思わんと。1回会っただけじゃ、友達になれんでしょ? 何度も調べて、何千回と取引して初めて、その銘柄のことが見えてくる。’25年は“高市相場”なんて騒がれたけど、そんなお国の事情に振り回されたらダメ。

投資の王道は、増収増益を続ける将来性のある株を安く買うことなんだから。最近だと自社株買いを行うなど株主還元に積極的な銘柄は、なおいい。ネットもなかった時代に比べたら今は簡単に情報収集できるのに、勉強を疎かにしている人が多すぎる」

長期保有するならどの銘柄?

「日経平均5万円なんて大したことない」資産20億円、89歳現役トレーダーが見据える“2026年相場の先”
写真はイメージ
藤本さんは長期保有する銘柄を「古漬」、頻繁に売買する銘柄を「浅漬」と表現する。


「古漬にするなら、半導体向けシリコンウエハーに強い信越化学(東P・4063)や、半導体の中古製造装置の販売・修理を行うTMH(東G・280A)、車載システムや業務システム開発に強い東海ソフト(東S・4430)は面白い。まだまだ安いしね」 

歯抜けの笑みを浮かべる日本のバフェットに学ぶべし!

【個人投資家 藤本 茂さん】
19歳で株を始め、1986年に専業投資家に。投資歴71年で資産は20億円超に。近著に『89歳、現役トレーダー大富豪シゲルさんの教え』

※週刊SPA!12月30日・1月6日合併号より

取材・文/週刊SPA!編集部

―[100万円から始める[最速で1億]投資法]―
編集部おすすめ