「僕が見たかった青空」、2023年6月15日に乃木坂46の公式ライバルとして結成したアイドルグループ(通称:僕青)だ。
同グループはセカンドシングル以降、シングル選抜システムを採用。
この連載「あの日夢見た雲組」は、12月17日リリースの7枚目シングル「あれはフェアリー」で構成された雲組単独公演のライブとともに、雲組で切磋琢磨するメンバーに注目していく。
両親に初めて「卒業」を相談したのは約1年前
2025年、雲組にとって多くの別れを経験した1年だった。山口結杏の卒業や木下藍の活動休止、そして今回連載に登場する7枚目シングルで僕青としての活動を終える持永真奈だ。持永は9月25日に自身のブログで、「新しい世界で挑戦したい気持ちが強くなりました」と卒業の理由を語っていた。
ただ、そのときは一時的な思いもあるかもしれないから半年後にまた気持ちを確認しようと思っていて、6月頃に気持ちを確かめても変わらなかったので決断しました。メンバーには相談していた子もいたので、報告したときは『ついに、その時がきたんだね』っていう反応が多かったかもしれないです」
雲組公演で証明したかった「成長」
雲組に移動してきたのは、3枚目シングル「スペアのない恋」以来の1年ぶり。僕青のなかでもダンススキルの高い彼女だが、現体制での雲組レッスンは初日で涙を流すほどきつかったと振り返る。
でも、以前の雲組公演でメインメンバーを務めた『暗闇の哲学者』は曲の解釈や表現が一年前とは別物になっていて、先生から『パフォーマンスに深みが増したね』と言ってもらえて嬉しかったです」
卒業発表をしたから、雲組にさせられたわけじゃない。自分が1番輝ける歌とダンスを雲組公演で証明したかった。
人生は間違いじゃなかったと思えた
12月25日、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催された雲組単独公演#24。雲組として最後のステージだ。
「アイドル人生」のなかで変われた自分
中学生の頃からアイドルに憧れを抱いていたが、時間ばかりが過ぎていった。少しでも夢への距離を近づけたい一心で、高校はダンスの専門学校に行くための学費を貯めるためにバイトに明け暮れた。「両親に将来のことを話したときに否定はされなかったです。でも、ちゃんと責任をもって頑張りなさいとも言われていました。だから、10代で夢が叶わなかったら諦めてるつもりだったんです。
そのラストチャンスを掴んだのは19歳。僕青に合格してから2年半は楽しいこともツラいことも経験した。それを乗り越えるたびに変わっていく自分に彼女自身が1番驚いていた。
「実は毒舌」に秘められたプロ意識
そのなかで、あまり知られていない一面もある。現雲組を家族に例えると、持永はお母さんという役割だ。
その意識の裏には、アイドルとしての徹底したプロ意識がある。
「ファンの方から応援してもらう以上に、アイドルとして、元気や勇気を送って応援する側でありたいんです。
持永からメンバー全員へ引き継がれた夢
僕青としての最後のライブイベントになったのは、12月28日の「BOKUAO青春納め2025」。終演後の彼女は1年の総決算を終えた清々しい表情で、「今出せるエネルギーは出し切ったので楽しかったです!」と話した。昨年は無観客での開催となった年末ライブだが、今年は会場が青いペンライトで染まった。アンコールでは持永が最後の手紙を読み上げる。その後、「あの日 僕たちは泣いていた」では彼女のダンスシーンを取り入れた特別アレンジで披露した。「ステージ上では最後まで泣きたくない」と話していた彼女の目に涙が溢れそうになった瞬間は、最後に贈られたリーダー塩釜菜那からの言葉だ。
アイドル持永真奈の卒業に「今日だけは解禁」
今後は新しい世界への挑戦に向け就職活動と並行して、新たな目標に向けての準備も始める。
取材が終わると、「これ言っちゃおうかな」と笑って、今日だけは解禁しようと思っていることを教えてくれた。
「私、実はめちゃくちゃお酒が好きなんですよ。しばらく我慢していたので。家に帰ったら宮城の親戚から送られてきた大好物の牡蛎の佃煮をアテに、今日は頑張ったのでご褒美としてリミットを解除して飲みます!(笑)」
【持永真奈(もちなが まな)】
2004年、東京都生まれ。あだ名はもっちー。2023年6月15日に結成したアイドルグループ「僕が見たかった青空」(通称「僕青」)のメンバー。イラストを描くのが得意。7枚目シングル「あれはフェアリー」が発売中。「僕が見たかった青空 雲組単独公演 #25」が、2026年1月12日(月・祝)Yogibo META VALLEY(大阪)、2026年1月14日(水)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(東京)、1月24日(土)NAGOYA JAMMIN(愛知)で、翌2月11日(水・祝)には「僕が見たかった青空 超雲組公演 でらっくす」が大手町三井ホールにて開催決定! また、「僕が見たかった青空」としては3月29日(日)KANDA SQUARE HALL(東京)を皮切りに、6都市を回る全国ツアーや、6月20日(土)には河口湖ステラシアターにて「結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026」の開催も決定した。最新情報は公式HPをチェック
<取材・文/吉岡 俊 撮影/星 亘(扶桑社)「BOKUAO青春納め2025」写真/Ligareaz Management提供>
―[あの日夢見た雲組]―
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