アニバーサリーイヤーの名作シリーズ
たとえヒットしても1、2作で終わってしまうタイトルがある一方で、長年ファンに愛され続けるシリーズもあります。長寿ブランドといえば、○○周年のアニバーサリーイヤー。2026年はどのようなタイトルが節目を迎えるのでしょうか? まずは40周年から見ていきましょう!2026年に40周年を迎えるタイトル3選
●『ゼルダの伝説』(1986年2月21日発売)
ディスクシステム/任天堂
ファミコンの周辺機器として発売された「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」も今年で40周年。もちろんディスクシステムのローンチタイトルだった『ゼルダの伝説』も誕生から40年が経ちます。
ディスクシステムはファミコンに比べてグラフィックの発色がキレイで、『ゼルダの伝説』の映画のようなオープニングにワクワクしたのを覚えています。クリアしたあとに待ち受ける「裏ゼルダ」も衝撃でした。
今のところ、公式では特に40周年に関してのアナウンスはありませんが、2027年5月には宮本茂さんも共同プロデューサーとして参加する実写映画の公開も控えており、今年も『ゼルダ』の動きから目が離せません。
●『ドラゴンクエスト』
(1986年5月27日発売)
ファミコン/エニックス
初代『ドラゴンクエスト』がファミコンで発売されたのは1986年5月。当時はRPGというジャンルはほとんど知られておらず、まさに『ドラゴンクエスト』がジャンルの伝道師となりました。「R.P.G」をバンダイが商標登録していたこともあってか、一時期「ロープレ」という呼び方もありましたね。
今年の年明けには、公式宣伝アカウントが40周年記念のエンブレムとともに、「様々な発表を控えておりますのでみなさま楽しみにお待ちください」とXに投稿しています。発売日未定の最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』関連の情報が待たれます。
●『悪魔城ドラキュラ』
(1986年9月26日発売)
ディスクシステム/コナミ
ディスクシステム向けソフトとして『悪魔城ドラキュラ』が発売されたのは1986年9月。ゴシックホラーの世界観、ムチという武器の格好良さ、荘厳ながらロックの熱さを持ったBGM……と大人っぽさ満載。海外でもNESソフト『Castlevania(キャッスルヴァニア)』として人気を博しました。
まだ40周年イベントに関しての発表はありませんが、コナミグループ創業50周年の2019年には初期の代表作8タイトルをセットにした『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』が発売されました。
そのほか、主な40周年タイトルとしては、ファミコン初の2メガカセット『がんばれゴエモン!からくり道中』(1986年7月30日/コナミ)、美少女アクションの走り『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』(1986年8月1日/ナムコ)、主人公サムスの正体が話題となった『メトロイド』(1986年8月6日/任天堂)、シンプルながら野球の走攻守を再現した『プロ野球ファミリースタジアム』(1986年12月10日/ナムコ)などがあります。
2026年に30周年を迎えるタイトル3選
(『ポケットモンスター赤・緑』1996年2月27日発売)
ゲームボーイ/任天堂
約6年の開発期間を経て1996年にゲームボーイで発売されたのが『ポケットモンスター赤・緑』。収集したポケモンを交換できるシステムが受け、終わりかけていたゲームボーイ市場の救世主となりました。
今では押しも押されもせぬ世界的IPとなった『ポケモン』。今年2月5日には初の屋外型常設施設「ポケパーク カントー」がよみうりランド園内に開業します。公式YouTubeチャンネルでも「ポケモン30周年、はじまる(2026.02.27)」と題した予告ショート動画が1月1日に公開され、2026年はさらに攻めの1年になりそう!
●『バイオハザード』
(1996年3月22日発売)
PS1/カプコン
1996年3月に発売された『バイオハザード』は、ホラー映画さながらの恐怖演出が大人にも受け、次世代機戦争真っ只中だったPS1が躍進するきっかけとなりました。窓からゾンビ犬が飛び込んでくるシーンは未だにトラウマです(笑)。
昨年12月に30周年記念特設サイトが開設されるなど、公式的にもお祭りムード。30周年記念タイトルとして待望の最新作『バイオハザード レクイエム』も2月27日に発売予定です。あのラクーンシティ郊外の洋館がすべての始まりでした。
●『ペルソナ』
(『女神異聞録ペルソナ』1996年9月20日発売)
PS1/アトラス
『女神異聞録ペルソナ』は、『真・女神転生』の外伝である『真・女神転生if…』(1994年/スーパーファミコン)の流れを汲む学園RPG。特殊能力「ペルソナ」や、キャラクターボイスの導入など、実験的な要素が多数採用されていました。
今年に入って30周年記念サイトがオープン。京王電鉄やラウンドワンとのコラボイベントや各種関連グッズが発表されています。待望の次回作『ペルソナ6』はいつになるでしょうか?
そのほか主な30周年タイトルとしては、スペースオペラ風の壮大なシナリオが新鮮だったRPG『スターオーシャン』(1996年7月19日/エニックス)、「太正ロマン」で一斉を風靡し、2.5次元のルーツともなった『サクラ大戦』(1996年9月27日/セガ)、PSの顔でもあったコミカルアクション『クラッシュ・バンディクー』(1996年12月6日/SCE)、西部劇テイストの王道RPG『ワイルドアームズ』(1996年12月20日/SCE)などがあります。また、TVゲームではありませんが、「たまごっち」も1996年生まれです。
2026年に20周年を迎えるのは?
●Wii(2006年12月2日国内発売/任天堂)
20年前の2006年はWiiとPS3が出揃った年。日本国内ではPS3が11月11日に、Wiiが12月2日に発売されています。特に体感操作を全面に押し出したWiiは、ローンチタイトルの『Wii Sports』人気もあって世界的に大ブレイクしました。
今のところどちらも20周年に関する公式アナウンスはありませんが、小さなリモコンで遊べる「ニンテンドークラシックミニ Wii」が登場したら面白いですね。
●『リズム天国』
(2006年8月3日発売)
ゲームボーイアドバンス/任天堂
任天堂から発売された最後のゲームボーイアドバンス用タイトルとなったのが『リズム天国』。つんく♂さんをプロデューサーに迎え、やみつきになるポップなリズムゲーとして幅広いファンを獲得しました。
今年は、『リズム天国 ザ・ベスト+』(2015年)以来、約11年ぶりとなる新作『リズム天国 ミラクルスターズ』(発売時期未定)が控えています。ゲーム実況やTiktokなどさまざまなメディアでフィーチャーされそうです。
2026年に10周年を迎えるのは?
●『ポケモンGO』(2016年7月22日国内配信開始)
iOS、Android/Niantic
実際に街を歩いてポケモンを捕まえる位置情報ゲーム『ポケモンGO』が配信されたのは2016年夏。ARで現実世界に溶け込むポケモンの目新しさもあって、世界的な社会現象となりました。ミニリュウが大量に湧く巣となった上野の不忍池にトレーナーが大挙して集まるなど、マナーの面でお騒がせの一幕も……。
運営元のNianticは、ゲーム事業の大部分を米モバイルゲーム会社Scopelyに売却していますが、『ポケモンGO』自体は現在もセールスランキング上位。今年も恒例のリアルイベント「Pokemon GO Fest」が東京(5月29日~6月1日)、シカゴ、コペンハーゲンで開催予定です。
以上、40周年・30周年・20周年・10周年の主要なタイトルを駆け足で振り返ってきました。TVゲームの歴史ももう半世紀近く。ひとつの文化と言っていいでしょう。
<文/卯月鮎>
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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