2023年頃より世間を騒がせた、立ちんぼ行為。大久保公園の周辺にズラリと女性が並び、買い手の男性が声を掛ける光景は異様そのもので「これが日本なのか?」と疑問の声が次々と上がった。

 事件やトラブルの多発が絶えず、警察も取り締まりを強化した結果、現在はかなり落ち着いたらしい。

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“ブーム”は徐々に去りつつあったが、本格的に人が消えたのは2025年の夏頃に逮捕者が続出した後からだ。私もニュースを知って大久保公園の様子を見に行ったところ、2025年8月にはすでに閑古鳥が鳴く状態だったのである。

 あれから約5か月後、大久保公園はどうなったのか——。私は再び歌舞伎町へと繰り出し、現在の立ちんぼ事情を調査した。

うろつく男性が悪目立ちする状況に

 夕方18時頃に大久保公園へ到着したが、見事に誰も立っていない。この場で確認できるのは外国人観光客や通行人のみで、「以前の光景は幻だったのか?」とつい思ってしまった。

 恐らく冬という厳しい季節も関係するだろうけど、多くの立ちんぼがいた2023年あたりは、気温など関係なかった気がする。春夏秋冬、売り手と買い手がうろつき、異様な光景を作り出していたことを思い出すと、見違えるような静けさが漂う。

 少し歌舞伎町の中心方面へ進むと、ようやく1人でうろつくおじさんを見かけた。明らかに女性を探すような素振りでキョロキョロし、私の方にもジトッとした視線を向ける。勝手な想像に過ぎないが、たぶん売買に不慣れなのだろう。あまりの過疎化に驚いたのか、逆におじさんがその場に立ち尽くしていた。
買い手が一切いないこともあってか、それっぽい男性が現れるだけでちょっと目立っているように感じてしまう。

パトロールを行う団体が現れ…

 そんな時、ちょうど公園の出口付近からパトロールをする大人たちがずらりと現れた。前に視察へ行った時もパトカーが頻繁にうろついていたが、ついに支援団体も動き始めたのだ。

 結果的に、無法地帯だった場所の取り締まりは想像以上に強まっている。正直なところ「もっと早くやってくれよ」という感想だが、警察も自治体も“掃除”に至るまで色々あったのだろう。

 私はおじさんの様子が気になったので横目で見ると、彼はそそくさと公園を後にした。少し前なら堂々と人々がのさばっていたのに、今となっては肩身が狭い。この数年間で、ようやく治安を取り戻しつつあるようだ。

深夜0時すぎに再び出向いてみると…

 夕方は歌舞伎町的な時間軸だと「朝」扱いのため、0時すぎに再び視察へ向かった。相変わらずガラガラで通行人でさえ少ないが、残念なことに立ちんぼがポツポツいる。

大久保公園「立ちんぼ最新事情」を元セクシー女優が取材した結果…座りながら客を待つ“外国人女性”も
取材時に撮影した大久保公園近辺の様子
 厳密に言うと女性たちは座っているため「座りんぼ」(?)で、スマホをいじりながら買い手を待つ様子だった。たぶん、立つとパトロールに突っつかれるから「座って誰かを待っています」や「休憩中なだけ」というテイなのだろう。こちらからすれば、立とうが座ろうがみんな同じなのだが……。

“座りんぼ”の中には外国人女性も

大久保公園「立ちんぼ最新事情」を元セクシー女優が取材した結果…座りながら客を待つ“外国人女性”も
座りながら客を待つ女性の中には外国人女性も…
 座りんぼの中には外国人女性も混ざり、やや多国籍化している。昔から西武新宿線寄りは外国人の立ちんぼが目立っていたけど、彼女たちは相変わらずらしく、むしろ現在のインバウンドを逆手に取っているのかもしれない。


 寒い中女性たちは客を待つものの、そもそも男性がいない。私が視察をした時間帯は冷やかしの通行人が数名いる程度で、この場に居続けてもお茶を引く(※業界用語でお客がつかないこと)可能性が高そうに見えた。

 そして私は、大久保公園の現状はある程度理解できたためこの場を離れた。ブームが去った今でも街頭での売買を続ける人々の理由を、頭の中で色々と考えながら……。

厳しくなってもやめない女性たちの闇深さ

 近頃は大久保公園での催しも復活し、これもまた立ちんぼが近寄りづらくなった理由の一つかもしれない。もともと街頭での個人売春は違法行為なのだから、問題解決へと向かっているのは私としても嬉しく思う。

 ただ、それでもなお、立ちんぼをやめない女性たちと、活動拠点をSNSに移して同じことを繰り返す人々の闇は深い。大久保公園の件がおさまっても、新たなトラブルが発生すれば意味がないだろう。一部が落ち着けばまた別の場所でさらなる問題が浮上すると思うと、まだまだ売春への取り締まりは課題が山積みだ。

文/たかなし亜妖

【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。
WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
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