1日に2回卒業式に参列。超多忙な「通い婚」の実態
「別に子だくさんにこだわっているわけじゃない。ただ、いい女性を自分の手元に繋ぎ止めておくには、子どもを産んでもらうのが一番なんですよ」そう豪語するのは、都内在住の資産家、清田雅彦さん(仮名・57歳)だ。複数の不動産を所有し、その管理や投資で財をなした彼は、女性との付き合い方も常識はずれだ。本妻含め9人の夫人と一夫多妻的な関係を築き、実子は社会人から乳幼児まで12人にものぼる。
「基本的に一緒に暮らしているのは本妻とその一人息子だけ。第二夫人から第九夫人までは別宅に住まわせ、私が相手を訪れる通い婚方式です。出会いのきっかけですか? まぁ、私の周囲には金持ち男性と美女を繋いで小銭を稼ぐ“アテンダー”が何人かいます。彼らが主催するギャラ飲みや、直接連絡先をもらって会うことが多いですね」
本妻は40代半ばだが、ほかの妻たちは20代前半から30代前半。写真を見せてもらうと、いずれも目を引く容姿だった。清田さん自身も還暦前には見えない若々しさだが、重婚が認められない日本で、なぜこれほどの関係が成立しているのか。
「特別な演出も、ウソもつきません。最初から『俺の女にならない? 奥さんも子供も何人もいるけど、全員大切にしているよ』ってストレートに告げる。相手に悩む隙を与えず条件を提示するんですよ」
条件は明快だ。都内一等地の住居を提供し、子どもが生まれれば一人毎月40万円の手当を支給。育児費用や教育費は制限なし。
「女性は案外合理的ですからOKしてくれますよ。第三夫人からは『前の稼ぎが低いモラハラ夫と四六時中一緒にいるより、今の生活が断然幸せ!』と言われましたが、まぁ、そりゃそうだよなって(笑)」
「どんな事情があっても特定の人だけ贔屓はしません」
「パパ活一本で生活してる人や、水商売をだらだら続けて貯金ゼロの女性の女性はNG。 “男に飼われたい”タイプとは付き合いません。妻たちは手当を投資に回したり、自分のキャリアアップに使っています。美人なだけではなく、賢い女性じゃないと成り立たない」
一夫多妻と聞けば、嫉妬や感情のもつれが最大の障害のように思える。だが、清田さんは通い婚という距離感がバランスを保っているようにも見える。ただし、9人の妻たちをフォローする生活は楽ではない。
「平等に愛することがポリシーなので、どんな事情があっても特定の人だけ贔屓はしません。事故や急病があれば駆けつけますし、不動産や車などの大きな買い物にも付き合います。ただ、入学式・卒業式シーズンの3~4月と、運動会シーズンの10月は大変ですね。1日で2回卒業式に参列したこともありました。それに、妻が9人いるからPMSの周期が被ってしまうこともあって、ハシゴでメンタルケアをすることあります。最近、第九夫人に子供が生まれたのですが、産後にうつ状態になってしまいケアが大変ですね」
それでも清田さんは「今の生活に不満はない」と言い切る。
「本妻だけの生活は物足りない。でも、大人の店やパパ活のようなお金を介した性行為だけの割り切りも味気ない。9人の女性と恋愛し親密な関係を築く。この暮らしがベストなんです」
複数の妻たちと同居婚も解散に至った経緯とは?
「発端は、事業を拡大するために“僕だけ別居する”という提案をしたことでした。自分の経験や知見を広げるためにも、複数拠点を持って動きたいと考えたんです。子どもたちの養育は妻たちに任せ、その代わりに『シングルマザー同士が助け合えるチャンネル』を新たに立ち上げる構想もありました」
だが、その考えは受け入れられなかった。
「『別居してまで一夫多妻を続けるつもりはない』と、第一夫人の陽咲と第三夫人の千晴、そして4人の子どもたち、計6人が家を出て行ってしまった。今は、残ってくれた第二夫人の彩花と二人で暮らしています」
「毎日違う夫人の部屋に寝にいく生活にも疲れていました」
出ていった子どもたちに会いたい──。渡部さんは崩壊してしまった一夫多妻生活を振り返りうなだれる。だが、複数人の妻や子どもと「同居」という生活スタイルには限界もあったと明かす。「一夫多妻で同居し始めたのは7年前。夫人の入れ替わりもありつつも、家族仲良く暮らしていました。ただ、僕個人の部屋がないのは正直キツかった……。毎日違う夫人の部屋に寝にいく生活にも疲れていました。それと同時に出て行ってしまった妻たちは、そもそもメディアに出たいという欲がなかったので歪みが出たんだと思います」
プライベートがなく、まるで妻たちの公共物のような生活を7年間続けてきたことへの鬱憤もあったのだろうか。
「今11人の子どもがいるんですが、僕には徳川家康を超える53人以上の子どもを作るという夢があるので、達成するべく突き進んでいきます!」
同じ一夫多妻でも、別居と同居では求められる覚悟も設計もまったく違う。未婚率が高まり、結婚そのものを選ばない人が増える日本で、こうした“一夫多妻的生活”は、制度の外側から生まれたひとつの家族の形なのかもしれない。
取材・文・撮影/SPA!一夫多妻取材班
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