最近大手フードチェーンですい星のごとく現れるのが、3000円を超える特別メニュー。先日、すき家でひときわ目を引くどんぶりが登場しました。
それは、1月20日から販売が開始された「メガいくら丼」。
大盛ごはんに並盛3倍の量のいくらをのせたボリューム満点のいくら丼で、価格は3490円。すき家でこんな高級メニュー、誰が注文するんだよ!と言いたくなるかもしれません。ところがX上での反応を見ていくと、食べた人の感想はおおむね好評。

中には“高すぎる”とつぶやく人がちらほらいるものの、この時期の人気メニュー「いくらまぐろたたき丼」をきっかけに、気になっている人は少なくなさそう。さあこのメガいくら丼、実際にはどれほどの魅力があるのでしょうか?

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すき家で高級いくら丼はアリなのか?

「高すぎる」と話題、すき家の「メガいくら丼」3490円の価格はアリ?1年前は2190円だったのに…
テイクアウトしたメガいくら丼。フタをあけないと、いくらがどれほど入っているかはよくわかりません。
結論から申し上げれば、いくらがますます高騰している今、ほぼ1日中いつでも(清掃1時間を除く23時間営業体制)おいしいいくら丼が食べられることは、日常に楽しみを与えてくれる起爆剤と考えることができます。つまり自分へのごほうびとして期間中一度は試してみようという人が出てきておかしくはない。では一体どれほどのボリュームなのでしょうか?

キャンペーンの看板商品であるいくらまぐろたたき丼(2080円)や、並盛いくら丼(1580円)が主力商品にあるため、メガのためだけにフードロスが出ることもなく、オペレーションが複雑になることもありません。

それではここからはメガいくら丼を実食レポートしながら、“メガいくら丼が正義と言われる理由”をひも解いていきましょう。またいくらに付いてくる2大不安(痛風、塩分)についての誤解を解消しながら、このメニューの魅力をご紹介していきたいと思います。

メガサイズだからこそ味わえるのが…


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メガいくら丼の中身はこちら。
まずはメガいくら丼をテイクアウトしてゆっくり検証してみることにしました。容器は2層構造になっていて、大盛りごはんと3倍量のいくらが別皿に分かれています。いくらに付いているのは青ネギ、だししょうゆ2袋、わさび2袋。他にフタ上にきざみのりが付いていて、ごはんにはだししょうゆが控えめにかかっている状態です。


そして実際にいくらを乗せてみたところ、期待よりもはるかに多くが入っていることに気づかされたのです。2人用に半分にしてもすごいボリューム感! そして感動したのはごはんといくらのバランスです。

ごはん大盛にいくら3倍だからこそ、“こぼれ状態”になるのです。このようにいくら量が相当たっぷりあるため、どんぶりを1人でがっつり味わうのではなく、2人で分けて食べても十二分に満足できるでしょう。気になる味わいについては、いくら自体のプチプチ食感やみずみずしさが上質で、寿司店の味に引けを取らないおいしさでした。

“メガ量”のいくらは、痛風になるのか?


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こぼれるほどのいくら量に驚きます。
嬉しいポイントは、いくら自体が塩分控えめであること。おかげで最後までおいしく食べることができます。「いくら=しょっぱい」というイメージがありますから、塩分量を確認してみたところ、メガいくら丼は5.5g。これは付属のだししょうゆをかけない状態の数値です。食べてみたところだししょうゆはナシで十分。つまり塩分量については他の外食メニュー(うどん、ラーメン、定食など)に比べて特段高いという数値ではありません。(病気や健康維持のために塩分を気にしている場合は、前述の通り分けて食べるなどの工夫が有効です。)

そしてもう一つ気になるのが、痛風問題。
いくらって食べ過ぎると痛風になるのでは?と心配する人は少なからずいるでしょう。実はこれは大きな間違い。痛風の主な原因と言われるプリン体(体内で尿酸に分解され、結晶化して関節に蓄積してしまうことで炎症を起こす)の含有量は、100gあたり3mg程度。ウニ(69mg)やアンコウの肝(52mg)、たらこ(60mg)と比較しても、いくらはプリン体が極めて少ない食材であることが分かります。つまりイクラを食べ過ぎると痛風になるわけではありませんから、痛風が怖くてイクラは食べられないという悩みは、解消すべき誤解なのです。

むしろイクラは、高たんぱく低糖質。DHAやEPA、アスタキサンチンが豊富に含まれていて、これらの成分は強い抗酸化力があることから、疲労回復やアンチエイジングの面で効果が期待できます。

2024年のメガいくら丼は「2190円」だったが…

「高すぎる」と話題、すき家の「メガいくら丼」3490円の価格はアリ?1年前は2190円だったのに…
ごはんといくらのバランスが絶妙。この“こぼれ感”は並盛では作ることができません。
最後に、今回のメガいくら丼が価格的に価値を有するものかについて考えてみましょう。価格は3490円ですから、牛丼チェーンのメニューの中ではずば抜けて高価格であることは間違いありません。これはすき家に問題があるのではなく、様々な要因によっていくらの価格が全国的に高騰してしまったから。ちなみに2024年12月にメガいくら丼が発売されたときの価格は、2190円。これを知ってしまうと、「あの時食べておけばよかった!」と嘆く人もいるかもしれません。
しかしながら今、1年前と同価格でいくら丼を食べるのはどこに行っても難しい状況になっています。

つまり過去の金額を見れば高いと感じることもあるでしょう。しかしながら今のご時世において他での価格をチェックすれば、すき家のコスパ面は悪くないと判断することもできます。皆さんはどのように考えますか? 気になる人はお早めに!

「高すぎる」と話題、すき家の「メガいくら丼」3490円の価格はアリ?1年前は2190円だったのに…
いくら自体は塩分控えめ。私はしょうゆなしで味わいました。
<TEXT/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。
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