熟女セクシー女優の人気が高まっている近年、40代デビューは当たり前、50代、60代でデビューする女性も珍しくなくなってきました。
そんな50代デビューの元祖的な存在と言えるのが、2014年に「安野由美」としてデビューした、愛川由美さんです。


一度は引退したものの、還暦を間近に迎えた2023年にセクシー女優として復帰。

家庭を持つ女性でありながら、セクシー女優として現在も精力的に活動を続ける愛川さんに、旦那さんとの関係や近所の方たちとのお付き合いなど、様々なお話を伺いました。

「普通の主婦」が50歳でセクシー女優になったワケ。夫婦仲はい...の画像はこちら >>

「ちょっと冷やかしに」からトントン拍子にデビュー

――愛川さんは、50歳のときに「安野由美」の芸名でデビューしています。

愛川由美(以下 愛川): はい、2014年デビューですから、もう10年以上前ですね。

――なぜ50歳でデビューを決意したんですか?

愛川:私はもともと銀行で働いていて、結婚して子どもができてやめて、子どもが大きくなってパートを始めて……と、すごく普通と言うか、変化の少ない生活を送っていました。

子どもが大学に入って、フルタイムの仕事に戻ったんですが、仕事内容や人間関係でちょっとイヤになってきていたんです。そのときに携帯でセクシー女優の求人広告、みたいなものを見つけて、興味を持ったんです。

――それで応募したんですか?

愛川:応募と言うか、ちょっと冷やかしに行ってみよう、程度の気持ちで。ネットで見つけた事務所に面接に行ってみたんです。

そうしたらどんどん話が進んでいって、すぐにデビューが決まったんですよ(笑)。

怖さより興味が勝った

「普通の主婦」が50歳でセクシー女優になったワケ。夫婦仲はいいけれど…「原因の1つだった」夫との関係性とは
怖さより興味が勝った
愛川:だって、こっちは50歳のおばさんですよ(笑)。「出演するにしても、エキストラとかだろうな」なんて思っていました。

でも、イヤイヤ出演したわけじゃないです。ちゃんと説明されて納得して出演を決めましたし、宣材(メーカーに見せる宣伝用の資料)撮影は別の日だったので、イヤだったらそこで逃げています。


――その流れだと、怖くなって出演をやめてもおかしくないですよね。

愛川:そうですね。でももともと性欲は強いので、怖さより業界に対する興味が勝ちました。

自分の人生は1度きりなので、やってみたいと思ったことはやりたかったのもあります。

引退後「普通のおばさん」になることに寂しさが……

「普通の主婦」が50歳でセクシー女優になったワケ。夫婦仲はいいけれど…「原因の1つだった」夫との関係性とは
引退後「普通のおばさん」になることに寂しさが…
――2018年に引退されていますが、理由を聞いてもいいですか?

愛川:まず2015年に子宮系の病気で手術をして、休業しているんですよ。それもあって「そろそろ気力・体力的に限界かな」と考えて、引退しました。

――でも2023年に現役に復帰。復帰されるとは思っていなかったので、これはかなり驚きました。

愛川:私も、復帰するつもりは全然なかったんですよ(笑)。

でもファンの方たちから、熱心に復帰のラブコールをいただいて。そんなに望んでいただけるなら戻ってみようかな、と事務所に相談して復帰を決めました。

――復帰してみて、いかがです?

愛川:正直、セクシー女優を引退してから、自分がどんどん「普通のおばさん」になっていって、寂しさがありました。現役時代は多くの方に見られることで、自分自身も内側から輝けていたんですね。


だから多くのファンに望まれて復帰して、また応援してもらえることがとてもうれしく思います。

コンビニ雑誌の表紙で旦那さんとニアミス!?

「普通の主婦」が50歳でセクシー女優になったワケ。夫婦仲はいいけれど…「原因の1つだった」夫との関係性とは
コンビニ雑誌の表紙で旦那さんとニアミス!?
――ご家族の話をお聞きします。旦那さんは、お仕事のことは知っていますか?

愛川:話していないです。

――バレたらどうしよう、とか思いません?

愛川:そりゃ、思いますよ(笑)。でも夫はセクシー女優に興味がないので、バレる心配はないと思っています。

昔、コンビニで私が表紙になっている雑誌がけっこう並んでいたんですが、気づかれませんでした。

――夫婦仲はいかがですか?

愛川:いいですよ、ずっと一緒に暮らしていますし。ただ、もう夫とは30年以上レスなんです。セクシー女優としてデビューしたのは、それも原因のひとつですね。

欲求不満解消は出会い系で

「普通の主婦」が50歳でセクシー女優になったワケ。夫婦仲はいいけれど…「原因の1つだった」夫との関係性とは
レスの欲求不満解消は出会い系で
――でも、レスになってからデビューするまで、かなり間がありますよね。その間はどうしていたんですか?

愛川:それは、出会い系とかで相手を探して(笑)。全部で20人くらいは会いましたね。相性が良い人とは、2年間くらい付き合ったりもしました。

――それって、浮気になるのでは?

愛川:そうですね……。
でも夫もほかの女の人と会っていたので、お互い様ってことで。

――そんなものですか。

愛川:そんなものですよ。よく近所の奥様方と女子会とかするんですけど、けっこう旦那さん以外に彼氏がいるって人も多くて。でもみんな、別に旦那さんと別れたいってわけでもないんです。

私も、夫は家族としては愛していますし、愛されているので、それでいいと思っています。

町内会の理事としても積極的に活動中

「普通の主婦」が50歳でセクシー女優になったワケ。夫婦仲はいいけれど…「原因の1つだった」夫との関係性とは
町内会の理事としても積極的に活動中
――女子会の話が出ましたが、地域の方ともうまくお付き合いしているんですね。

愛川:はい、町内会の理事としても活動しています。地域のお祭りや、餅つき大会などの行事、小学校で折り紙を教える活動とか、いろいろなことに携わっていますね。

――地域の活動をするうえで、セクシー女優であることが問題になることはないでしょうか。

愛川:はっきり言って、まったくありませんね。普段の私は、完全に普通のおばさんなので(笑)。

セクシー女優の活動と、普段の私は完全に切り離されているんですよ。


もちろん、セクシー女優のお仕事を良く思っていない人もいるかもしれません。でもわざわざ「私、セクシー女優なんです」ってアピールする必要もないですし。地域の仕事をする分には、不都合はないですね。

――「セクシー女優ですけど、いいですか?」なんて聞く必要はありませんしね。

愛川:わざわざ一般社会でアピールする必要はない、と言うか。

長年この業界でお仕事をしていると、そのへんの感覚がズレてくる人も多いんですよね。お店で周りに他のお客さんがいるのに、撮影の話とか大声でしちゃう。

私は友達にもお仕事のことは話しませんし、そのあたりの感覚は忘れないようにしたいと思っています。

セクシー女優としてのデビューが、人生を豊かにしてくれた

「普通の主婦」が50歳でセクシー女優になったワケ。夫婦仲はいいけれど…「原因の1つだった」夫との関係性とは
セクシー女優としてのデビューが、人生を豊かにしてくれた
――セクシー女優としてデビューしたことに、後悔はありませんか?

愛川:後悔はないですね。銀行で働いていて、そのまま主婦になって……という生活に不満はないですが、なんとなく物足りなさも感じていたんです。狭い世界しか知らないし、人間関係も狭いし。

セクシー女優として活動を始めて「世の中には、いろいろな人がいるんだな」と学べました。良い人も、変な人も含めて(笑)。


本当に、私の人生を何倍にも広げてくれたのが、セクシー女優のお仕事だと思っています。

――なるほど、人生が豊かになった、と。

愛川:それに、やっぱり性的な行為を続けていると、若々しさが保たれるんですよ(笑)。

さらにセクシー女優はたくさんの人に見られるお仕事ですから、女性としての魅力のキープにも気を遣いますし。

還暦を過ぎても、いつまでも「女性」として見てもらえるのは、とてもありがたいことだと思っています。

「行けるところまで全力で走り続けます!」

――今後の活動について、考えていることはありますか?

愛川:事務所を移籍して、名前は「安野由美」から「愛川由美」に変わりましたが、基本的には今までどおり活動していきたい、と考えています。ただ、演技の方面などでお仕事の幅が広がるといいな、とも思っていますね。

あと、今までは撮影会は東京だけだったんですが、地方でも開催できたらより多くのファンの方に喜んでいただけるかな、と。ファンあっての私たちですから。

――引退について、考えたりはしていますか?

愛川:ある作品で「死ぬまで続けます」と、冗談半分で言っているんですけど(笑)。でも、そのくらいの気持ちではいます。

ただ、実際に一度病気などで引退していますし、現実にはどうなるかわかりませんが……。


でも私にも「まだ頑張って」と応援してくださるファンの方がいますし、なにより自分自身が「続けたい」と思っていますので。

「いつまで続ける」とかはあえて決めずに、行けるところまで全力で走り続けたいと思います!

<取材・文/蒼樹リュウスケ、写真/杉原洋平>

【蒼樹リュウスケ】
単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター
編集部おすすめ