コミックス累計700万部超の大ヒット原作がアニメ化された『MFゴースト』。そのエンディング・テーマを3作連続で担当するHimika Akaneya(茜屋日海夏)が、3rd Seasonのエンディングである最新曲「予感の途中Prod.☆Taku Takahashi (m-flo)」の制作秘話や、自身のYouTubeチャンネル「ひみちゃんねる」で挑みたい企画、そして大ファンを公言する『逆転裁判』朗読劇出演の裏側を語った。

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小中学生時代の恋心を重ねた

――今作は『MFゴースト』の主人公・片桐夏向と西園寺 恋の恋模様を歌う楽曲ですが、これまでの自分の経験を重ねて歌った部分もあるのでしょうか。

茜屋日海夏(以下、茜屋):少女漫画が大好きで、コロナ禍の期間では10万円以上漫画を買っちゃったこともあるくらいなんです。たくさんの少女漫画を読んで「わかる、わかる~」ってなった気持ちとか、自分の小中学生時代に好きな人に思いを伝えられなかったシャイな感じを重ねて、恋心を歌いました。

茜屋日海夏、タイのイベントで現地ファンにもらって驚いた言葉
オススメの少女漫画は師走ゆき『高嶺と花』(白泉社)
――特に印象に残った歌詞は?

茜屋:2番Aメロの〈3秒黙った後 「おやすみ」の一言でも 期待しちゃいけないって 思っても、止められない〉。ここは日常生活でもありそうで、リアルに情景が浮かびました。自分でも自然に気持ちが込められたと思います。恋だと気づいているけど、あえて直接的に言わないでまだ一歩踏みとどまる。そのじれったさが込められてる感じがして、すごく好きですね。

――今回のプロデュースはavex系の先輩であるm-floの☆Taku Takahashiさんです。

茜屋:まずファンの方たちが「すごいね」って喜んでくれました。私自身も、テレビでよく見ている方とお仕事でご一緒できるのは、自分も芸能界にいるんだなとあらためて実感しましたね(笑)。

風邪気味でかすれた声がベストマッチ

――アニメ『MFゴースト』のエンディングテーマを3作連続で担当され、今回は前作に比べてさらにゆったりしたバラード。しっかり出せる高さの音でもあえてささやくように歌っていますが、どういった意図を込めた表現でしょうか。

茜屋:前作は夕方の歌だったところが、今回はもう少し夜の時間帯でちょっと大人な雰囲気になったと思っていて。
ふたりの距離もそのぶん縮まって、ささやくような声でやっと聞こえるような近さになった雰囲気を意識しました。

あと、このレコーディングの直前に少し風邪気味だったんです。少しだけ声がかすれてたけど、それがちょうど曲の雰囲気にマッチして、みんなからも「いいね」って言ってもらえたんです。自分の想定した表現と、コンディションがベストマッチした形になりましたね。

茜屋日海夏、タイのイベントで現地ファンにもらって驚いた言葉
茜屋日海夏
――この曲の初披露はタイのイベントでしたが、緊張しましたか?

茜屋:前日にボイトレしていきました。海外で私を初めて見る人も多いから、自由に羽根を伸ばす感じで歌えました。

日本は寒いけど、タイは暖かいので開放感がありましたね。人もみんな優しくて、空港でもホテルでも仕事の現場でも、みんな笑顔で。こっちがなにか間違えてもニコニコして「大丈夫ですよ~」っていろいろ教えてくれて、ずっと楽しかったです。

「逆転裁判」の影響で弁護士を目指したかも

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茜屋日海夏
――「逆転裁判」の朗読劇も控えています(取材は公演前)。シリーズの大ファンとのことですが、ゲームをプレイしたきっかけは?

茜屋:YouTubeで狩野英孝さんとキヨさんの実況動画を見て、面白そうだなと思って始めたんです。そしたらやめどころがなくて、朝まで寝ずに続けて。「逆転裁判」の6作品、「逆転検事」「大逆転裁判」も全部すぐに終わらせちゃいました。


――オファーの理由は聞きましたか?

茜屋:聞いてはいないんですけど、逆転裁判シリーズのキャラのイラストを描いたり、夢小説も書いちゃうくらい楽しんでたので、それを見てオファーしてくださったのかなと思います。

大学時代は法学部だったので、もしもっと早く「逆転裁判」をやっていたら、もっと真面目に勉強して弁護士を目指してたかもしれない(笑)。

――もし弁護士を目指していたら、声優として朗読劇に出演できないですね(笑)。

茜屋:あ、じゃあやっぱりいまのほうがいいかも。完結してる作品に携われるなんて、声優や俳優じゃないとできない、夢のような出来事ですからね。

茜屋日海夏、タイのイベントで現地ファンにもらって驚いた言葉
茜屋日海夏
――茜屋さんが演じる綾里千尋は、大人っぽいキャラですが、演じてみてどうですか?

茜屋:ぴったりの役をいただけたと思いました。自分もだんだん大人になってきて、まさに千尋さんのフェーズだなと。かなり原作に忠実な台本で、ファンの方も納得の内容じゃないかなと思います。

バレーボールをやりたいけど人数が集まらない

――新年には個人のYouTubeチャンネルで初のひとりロケ動画がアップされていましたが、今後はどんな企画をやる予定ですか?

茜屋日海夏、タイのイベントで現地ファンにもらって驚いた言葉
茜屋日海夏
茜屋:タイにいったときも『「ひみちゃんねる」をめっちゃ見てます!」って言ってもらえることが多かったんです。「『コーラPretender』(※)めちゃ好きです」とか、昔の変な動画がいまだに刺さってるんだと実感することが多くて。あの頃から精神年齢も変わってないし、やりたいことはいろいろある。

少し大人になってきたからvlogや飲んで話す動画を撮ろうって話もあったんですけど、まだ変な企画もやりたいなって思ってます。

ロケ企画でいえば、昔は球技をやってたのでスポーツをやりたいです。
ママさんバレー的な雰囲気でバレーボールをやってみたいんですけど、人数が12人集まらないとできないんですよね…。いつかファンの方を巻き込んでイベントとしてやってみたいですね。みんなも運動不足解消にもおすすめ、みたいな。

コントやバラエティの仕事をやりたい

――今年、プライベートでやりたいことはありますか?

茜屋日海夏、タイのイベントで現地ファンにもらって驚いた言葉
茜屋日海夏
茜屋:タイに行けたのがすごく楽しかったので、旅行はしたいですね。遺跡が好きなのでエジプトとか行ってみたいかも。お笑いコンビ・ラランドのYouTubeで、ニシダさんがドッキリでエジプトに行かされるって動画があったんです。仕事だと言われて現地に行ってから「ウソでした」と言われて、現地でバラされるっていうシリーズ。あれを見て、エジプト行きたいな~って思ったんですよね。

エジプトで遺跡を紹介したり、韓国でファッションを楽しむとか、旅しながらYouTubeの企画にもできることをやりたいです。

――普段からYouTubeはよく見るんですか?

茜屋:「レインボーコントチャンネル」と「ジェラードンチャンネル」をよく見てます。ああいう真面目にふざけることもやりたいですね。昔、フットボールアワーの岩尾(望)さんのコントライブにゲストで出させていただいたことがあって、すごく楽しかったんです。
岩尾さんと、もうひとり俳優さんと私の3人でコントをやって。ああいうコントやバラエティのお仕事をまたできたらうれしいです。

【Himika Akaneya(茜屋日海夏)】
あかねやひみか●1994年、秋田県生まれ。声優アイドルユニットi☆Risのメンバー。女優として舞台や映画で芝居の仕事もこなしつつ、YouTuberとして『ひみちゃんねる』も運営。TVアニメ『MFゴースト 3rd Season』エンディング・テーマ「予感の途中 Prod.☆Taku Takahashi (m-flo)」が発売中

<取材・文/森ユースケ 撮影/尾藤能暢>
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