コギャルは日本が誇る新たなカルチャー!
コギャルがついに世界に見つかった。’26年1月、世界的経済誌『Forbes JAPAN』が発表した「次世代を担う100人」に、小学生ギャルメディア『KOGYARU』の専属モデル・ゆなちさん(12歳)が選ばれたのだ。いまコギャルは、日本発のポップカルチャーとして海外でも注目を集めている。ファッション、メイク、SNS発信などを軸に、イベントやブランドコラボ、動画配信といった周辺ビジネスも拡大。ギャル文化は単なる若者文化を超え、新たな経済圏を生み出しつつあるのだ。
なぜ今、その生き方が世界基準で評価され始めたのか。彼女たちを担当するマネージャーは、その背景を次のように分析する。
「閉塞感が漂う現代社会では、空気を読むことに疲れてしまった人は少なくありません。そんな中、周囲に流されず自分を貫く彼女たちの姿が、自分らしい生き方のヒントとして受け止められているのではないでしょうか」
だが、その世界は想像以上にシビアな実力主義だ。
「今のギャル業界は、派手なだけでは一瞬で埋もれるレッドオーシャンです。かつてギャル世代だった母親がプロデューサーを務める例も増え、SNSの普及でファンとの距離が縮まり参入障壁も下がりました。園児ギャルや筋肉ギャルなど、ジャンルも細分化しています」
だからこそ、モデルに選ばれてから個性を磨くようでは遅いという。
「スタートラインに立つ前から『私はこれで1位になる』という尖った強みや独自のブランドを持っていなければ、すぐに“損切り”されてしまう。
愛嬌や可愛いは、もはや前提条件に過ぎない。彼女たちが選ばれる裏側には、ある種の合理性が潜んでいるのだ。
飽きに勝つ!黒髪ハッピーギャルの進化論
そう危機感を募らせるのが、コギャル業界の最前線に立つりゅあさん(13歳)だ。小学4年生でモデル活動を始めた際、最初に取り組んだのが「自分という商品の設計」だった。
「見た目の印象が弱く、これといったアピールポイントもなかったから、どう売っていけばいいのか本当に悩みました。家族会議を経て、みんなのビタミンになれる“ハッピーギャル”としてスタートしました。でも中学に上がる頃、SNSに『黒髪でもギャルになれますか?』という悩みが多く届いた。それなら私がって、 “黒髪ハッピーギャル”にアップデートしたんです」
だが、モデル仲間の強烈な個性を前にしながらも不安を自信へと変えたのが、徹底した自己分析とPDCAだ。
「憧れの先輩のポージングや表情を研究して撮影に取り入れています。あとで見返して、先輩と何が違うのか、自分らしさを表現するにはと考えて、試行錯誤しながら経験値を積んでいる感じです。ライブでは、ファンの名前を呼んだり、誕生月のファンを会場全体で祝ったりと、“参加型”の空間づくりを意識しています。終演後は両親と反省会をし、良かった点と反省点を改善ノートにまとめています」
常識にとらわれず、派手で軽薄――。
「学校と仕事はきっちり分けたい。中学校では、髪が肩にかかるのがNGなので黒ゴムで結ぶし、スカートも指定通り、ひざ下の長さで通っています。運動会で両親が気づかなかったくらい変わるかな (笑)。ギャルって、好きなことだけしているって誤解されやすくて、評価がマイナススタートなんです。だからこそ挨拶とか礼儀とか、“当たり前”を疎かにしちゃうと見向きもされなくなっちゃう。両親にそう叩き込まれました」
AIを相談相手にSNS戦略を構築
さらに、彼女のプロ意識はプライベートの境界線にも及ぶ。街中で声をかけられても、サインや写真撮影には一切応じない。それは冷淡さゆえではなく、ファンに対する「誠実さ」の裏返しだ。
「お金と時間をかけてライブに来てくれるファンを裏切りたくないんです。路上で簡単に応じちゃうと、わざわざ会いに来てくれる人たちの特別感を壊しちゃう。
今年4月からあのギャル雑誌の先駆け『egg』専属モデルに昇格するりゅあさん。彼女が見据える生存戦略は、“カメレオンギャル”だ。
「今の女の子って飽きるまでがめっちゃ早い。だから、忘れられないためには、常に新しいことをやってないとダメかなって。キャラが薄いからこそ、流行りや現場のニーズに合わせて色々なギャルに挑戦していく姿を見せたい」
カメレオンのように環境に適応しながら、ギャル社会を泳ぎ切る覚悟だ。
“可愛い”を全部盛り!自己を貫くピンクのアーティスト
「おリボンも衣装も、メイクもお部屋もみ~んなピンク一色なんです。ピンクに染め抜くことで、りりぴの世界観は完成するんですよ」
そう嬉々として話す彼女のアイコンは、かつて一世を風靡した“姫ギャル”だ。元々、姫ギャルとして活動していた母親から継承したスタイルを、ピンク一色のヴィジュアルへと再構築した。
「りりぴの理想は、プリキュアとお姫様を合わせた“プリプリプリンセス”。ファッションは、おリボン、レース、フリフリ、ぬいぐるみとか。
天性の愛嬌を振りまく一方、クリエイティブに妥協しない。
「美容室の鏡の前でも、気づいたらポージングや表情、ダンスの降り付けの練習が始まっちゃう。可愛い角度を探すのは、歯磨きと同じくらい当たり前のルーティンなんです」
毎日投稿しているSNSの写真、文章、ハッシュタグも全て、りりぴさんが自分自身で考え、投稿している。また、「髪の毛をピンク色に染めるなんて、みっともない。小学生らしくない」といった外野の声もまったく気にしない。
「アンチは私の存在を広めてくれる燃料だし、こんな考え方もあるのかと面白い。ギャルに年齢制限はないし、好きでやっているんだから別にいいじゃんって感じです。でも、嘘の情報とかには、弁護士さんに相談します」
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