SPA!恒例企画、サウナ愛好家が決める“行ってよかったサウナ”ランキング、「サウナ大賞」。第6回となる今回は、「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」が見事二連覇を達成した。
そこで本誌は、サウナ好きとしても知られるお笑いコンビ・めぞんの原一刻を同施設に招いてインタビュー。昨年、M-1グランプリ決勝に進出した彼が投稿サイトnoteに綴った「M-1はサウナだった」という言葉の真意とは……?
「M-1はサウナだった」ファイナリスト・めぞん原一刻が語る“...の画像はこちら >>
※「サウナ大賞」調査対象……「月2~3回以上サウナに通う」全国の愛好家2444人の回答を基に集計。「行ってよかったサウナ」総合は一人3票、部門別は一人1票。アンケート実施期間は’26年2月2日~2月28日

「サウナ部」に入って初めて訪れた「品川サウナ」

――第1位の品川サウナを体験してどうでしたか?

原一刻(以下、原):芸人の先輩、ストレッチーズの福島敏貴さんが作ったサウナ部に2年前に入れてもらって、最初に来たのがここだったんです。サウナ室から出たあとの水風呂、屋上の外気浴スペースの導線が完璧ですね。都心だと外気浴ができるサウナ施設は少ないですし、サウナ特化型で湯船がなかったりする。サウナはリズムが大事だと思っていて、自分のペースで楽しめるのも魅力だと思います。

「M-1はサウナだった」ファイナリスト・めぞん原一刻が語る“追い込まれてととのう”快感
「品川サウナ」のサウナ室「KUU」を堪能する原一刻さん
「M-1はサウナだった」ファイナリスト・めぞん原一刻が語る“追い込まれてととのう”快感
「品川サウナ」の水風呂は最大水深140cm!
「M-1はサウナだった」ファイナリスト・めぞん原一刻が語る“追い込まれてととのう”快感
「品川サウナ」の広い外気浴エリアはサウナ愛好家たちからも高評価
――「総合ランキング」で他に気になる施設はありますか。

原:このなかだと、サウナ狂のために作られた「オールドルーキーサウナ」は、仕事終わりによく通っています。施設によってはサウナの前で行列ができていたりするんですけど、そこまで混雑していなくて完全黙浴。70分くらいでサクッと入れるのがいいんですよ。今回3位と5位に選ばれた「毎日サウナ」や7位の「サウナヘヴン草加」はサウナ芸人のなかでもたびたび話題に上がるサウナ。まだ行けていないので気になっています。


「M-1はサウナだった」ファイナリスト・めぞん原一刻が語る“追い込まれてととのう”快感
第6回「サウナ大賞」総合ランキング。「サウナモンキー 名古屋」や「キング&クイーン」など、近年オープンした新店が続々ランクイン

サウナに行くのは壊れた体を修理するため

――ところで、サウナにハマったきっかけは?

原:5年前、ファンの横浜ベイスターズの試合を観に行く前に、ドラマ『サ道』を観て気になっていた「スカイスパYOKOHAMA」に行って、初めてロウリュを受けたときに衝撃が走ったんですよ。その後、横浜スタジアムでビールを飲みながら観戦して、試合終わりに野毛で一杯。それで、「いい一日=サウナ最高」と脳が認識してハマりました(笑)。

――そんなサウナの魅力とは一体なんでしょうか。

原:芸人として舞台に立って「これウケるかな、スベりたくないな」という心の消耗みたいなものが、サウナに入るとリセットできる。僕がサウナに行くのは、壊れた体を修理するため。どれだけミスっても、サウナのなかで何も考えずにボーっとして、「気持ちよかった」と思えるだけで切り替えられるんです。サウナに入ったあと、家の近所のコンビニでカップラーメンと缶ビールを買って、サクッと食って寝るだけでもめっちゃ贅沢な時間に感じられますね。

――noteに書かれたサウナ日記で「M-1はサウナだった」という言葉が気になりました。

原:出番前は緊張とか不安があるんですけど、無我夢中で漫才をやって、終えたあとに拍手をもらったときに解放されて、頑張ってよかったと思える。そんな感情の起伏がサウナと水風呂の行き来に似てるなぁと。お笑いもサウナも、自分で勝手に追い込んで気持ちよくなれるのが共通点なんじゃないかって、サウナに入ってるときに思いついたんです。


「M-1はサウナだった」ファイナリスト・めぞん原一刻が語る“追い込まれてととのう”快感
「M-1はサウナだった」(原)
――サウナのルーティンを教えてください。

原:サウナは9分、水風呂は1分半、外気浴は3分。これを3~4セット。せっかちだからサウナにガンガン入りたいんですよ。とにかく熱いサウナが好みで、サウナから出たあとに熱が逃げないように、お湯で汗を流してからキンキンの水風呂に入るのがこだわりです。

――原さんが選んだサウナランキングTOP10は、“熱さ特化型の施設”が基準に?

原:そうですね。「オールドルーキーサウナ渋谷忠犬ハチ公口店」は、極限の熱さを追求したサウナ室と、最大級のチラーで冷たさを追求した水風呂があって、自分のサウナ欲をすべて満たしてくれる場所。地方出張に行ったときに見つけたのは福岡の「SHIAGARU SAUNA」や名古屋の「SAUNA.(サウナドット)」。新しいサウナを開拓するのも楽しいですね。

「M-1はサウナだった」ファイナリスト・めぞん原一刻が語る“追い込まれてととのう”快感
「とにかく熱いサウナが好き」(原)
――サウナ愛好家のひとりとして、サウナ室のマナーで気になることはありますか。

原:個人的にはひとりで時間をかけずにサウナに入ることが多いので、マナー違反もそこまで気にならないです。気にすること自体“もったいない”と思ってます。
それよりも、年明けに尿管結石ができちゃって。病院で先生には遺伝性と言われたけど、そっちのほうが心配なんですよ。水分不足が結石の原因になるそうなので、今後は水と麦茶をがぶ飲みしながら、意地でもサウナに入り続けたいと思います(笑)。

原一刻
1994年、宮崎県生まれ。お笑いコンビ・めぞんのツッコミ担当。M-1グランプリ2025のファイナリスト。自身のnoteでは、サウナ日記を綴っている。

取材・文/吉岡 俊 撮影/杉原洋平
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