―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。
連載第580回をよろしくお願いします。
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灼熱の夏を過ごすためのユニクロマストバイ

 子供の頃の夏といえば、気温が40度になればニュースになったものですが……今は7月から40度超えが当たり前の時代に。止められない気温上昇を受けて地球環境が心配にもなりますが、それより何より心配なのは「明日着ていく服」!!

「この灼熱のなか、どうオシャレをすればええねん!」と嘆きたくなる気持ちもよくわかります。

 そこで今回は、灼熱の夏を過ごすためのユニクロマストバイをご紹介。ユニクロから出ている灼熱の夏におすすめのアイテムを一挙紹介いたします。

Tシャツで快適なのはやっぱり「機能素材」

・ドライEXクルーネックTシャツ 1990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ドライEXクルーネックTシャツ
・ドライカラークルーネックTシャツ 590円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ドライカラークルーネックTシャツ
 まずはTシャツ類。さまざまな種類が出ていますが、やはり快適なのは機能素材です。エアリズムコットンなども良いですが、正直「コットンを混紡」しているだけあり、またやや厚めの生地ということもあって真夏には少々苦しいことも。

 もちろん風通しの良いオーバーサイズの半袖ということで真夏でも使えますが、灼熱に対抗するならより快適な「ドライEX」がおすすめ。元々はスポーツ用として出していた素材ですが、数年前からカジュアル用として風合いを変えてリリースされています。

 外からはほとんど見えない微細な通気孔が空いており、着用感はほぼ裸。スポーツウェアライクなテカり感も、微起毛させることでクリアしています。シルエットは今風にルーズに仕上げており、そのおかげで風通しも良い。文句なく灼熱対応のおすすめTシャツです。


ポッコリお腹のおじさん体型でも問題なし

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
MB
 加えて個人的におすすめしたいのが、590円の「ドライカラーT」。長年展開されている商品ですが、コンパクトなパッケージで陳列されているため、アンダーウェアと誤解されている方も意外と多いアイテムです。

 ポリエステル混紡で快適、さらに洗っても経年変化が起きにくい。590円という価格には似合わないほどタフで機能性が高いのですが、見た目はコットン100%としか思えないほど美しい風合いです。

 さらに、近年のオーバーサイズトレンドに反するように、ややフィット感のあるシルエットなのもポイント。今年来年と徐々にオーバーサイズが下火になることを受けて、今のうちにこのあたりに手を出しておくのも良いかと思います。

 もちろん体型がモロに出るほどの細さではなく、自然なジャストフィットなので、ポッコリお腹のおじさん体型でも問題なし。心配な方は1サイズUPがおすすめです。

少しフォーマルな印象を強めたい時は…

・オープンカラーシャツ/伊藤若冲 2990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
オープンカラーシャツ/伊藤若冲
・オープンカラーシャツ 2990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
オープンカラーシャツ
・コットンリネンシャツ 2990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
コットンリネンシャツ
 続いてシャツ。夏はTシャツばかりになりがちですが、半袖シャツなどで少しフォーマルな印象を強めたい時もあるでしょう。

 まず個人的におすすめなのが「伊藤若冲」をあしらったオープンカラーシャツ。若冲は多くのデザイナーズブランドが引用し、アイテムを制作している和グラフィックの代表格。本来なら南国調に見えるはずのアロハ風デザインですが、色数を抑えた渋いカラーリングのおかげで、大人っぽくモードな印象たっぷり。

 ややヤンチャなイメージもあり、不良っぽいルードなおしゃれにも適しています。
素材はレーヨン混紡でとろみがあり、コットン100%の素材と比べてシルエットに落ち感が出るため美しい雰囲気に。おそらく生産枚数もそれほど多くないと思うので、「ユニバレ(=ユニクロだとバレること)」もしにくいのではないかと予想。タックインしてワイドパンツなどに合わせれば、今風の着こなしが完成します。

無地のオープンカラーやコットンリネンも秀逸

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
MB
「柄物はちょっと……」と思う人は無地もあります。無地も同じようにレーヨン混紡でトロみがありおすすめ。形は定番中の定番でシルエットに特段の特徴はありませんが、素材感が同価格帯の他ブランドと比べると圧倒的に高級感があります。さすがユニクロといったところ。半袖シャツを買うならまずこちらが筆頭です。

 加えてコットンリネンシャツもおすすめ。リネン100%だとどうしてもシワ感が強く、着ていくうちに安っぽく感じてしまうことも多いですが、こちらはコットンを程よく混ぜてハリ感を強めています。

 そのため、着用してもそこまでシワが強く出ず、高級感のある光沢を夏でもちゃんと楽しめます。もちろんリネン100%と比較すると光沢はやや落ちますが、ナチュラルで大人っぽい印象になり、ハーフパンツなどに合わせても子供っぽくなりにくい。おすすめです。


今年ユニクロが激推ししている「ニットポロ」

・ウォッシャブルスキッパーポロセーター 2990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ウォッシャブルスキッパーポロセーター
・ウォッシャブルニットポロセーター 2990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ウォッシャブルニットポロセーター
・ウォッシャブルニットポロセーター 2990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ウォッシャブルニットポロセーター
 灼熱に対抗するには少し暑苦しいかもしれませんが、今年ユニクロが激推ししているのが「ニットポロ」です。

 トレンドは完全にストリートから脱却しクラシック路線へと進んでいますが、それを受けてユニクロもニット素材のシックなポロシャツを複数型展開しています。

「え? 夏にニット?」と思うかもしれませんが、もちろん機能繊維を使い、洗えて快適なニットを実現しています。通気性もよく、通常のニットと比べれば段違いに涼しい。真夏でも十分対応できるものとなっています。

「夏の夜のおしゃれ」などに適したアイテム

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
MB
 ただし、上述のドライEXのTシャツなどに比べるとやはり少し蒸れは感じやすいので、暑がりの人は要注意。どちらかというと「夏の夜のおしゃれ」などに適したアイテムかもしれません。

 スキッパーは胸元がざっくりはだけた色気のある一枚。無地のニットポロは新色がおすすめ。ユニクロとは思えない光沢のある高級感で、デザイナーズブランドの数万円のニットポロと比較しても見劣りしません。

 また、ボーダー柄をあしらったタイプも夏らしくておすすめ。変に色を使わず、あくまでクラシックにネイビーやグレーなどのカラーリングで抑えた大人な一枚です。「少しなら暑さを我慢できるから、皆のTシャツスタイルと差をつけたい!」と思うなら、間違いなくこちらのニットポロ類がおすすめです。

ビジネス向けに選ぶなら

・エアリズムカノコポロシャツ/ボタンダウン 1990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
エアリズムカノコポロシャツ/ボタンダウン
 ビジネス向けならエアリズムカノコポロを選ぶ人も多いでしょう。

 美しさで言えば上述のニットポロに劣るのですが、快適な着心地という意味ではこちらに軍配が上がります。
毎日使う出勤着として考えるなら、やはりこちらが灼熱向きと言えます。

カジュアルパンツ部門

・ストレートジーンズ/ダメージ 4990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ストレートジーンズ/ダメージ
・ワイドフィットカーゴパンツ 3990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ワイドフィットカーゴパンツ
 カジュアルパンツ部門はこちら。暗めのワンウォッシュやセルビッジデニムも良いですが、やはり夏には暑苦しい……。夏に穿くなら、ガッシリ加工をして生地を薄くしたダメージデニムなどがおすすめです。

 今季はJWアンダーソンコラボで新作のダメージデニムを発売。職人のハンドで手がけたようなダメージデザインでかなりリアルです(おそらくレーザー加工だと思いますが)。高級感があり、しっかりヴィンテージ風の印象があるため、4990円には到底見えません。

 ただし、やはりデニムはデニム。灼熱に適しているかと言われると、どうにも蒸れ感は否めません。

蒸れ感が気になる方は…

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
MB
 そこで、同じような土臭いマニッシュなパンツを選ぶなら「ワイドフィットカーゴ」がおすすめ。こちらは薄手ながら見た目は重厚感あるミリタリー風の素材になっており、快適さと土臭さを両立できている稀有な商品です。

 ちなみに、最近のユニクロのサイトは、メンズを見ているにも関わらずレディースパンツなどが「おすすめ」に挙がってきますが、よくよく選ばないとキモチワルイシルエットになりかねないのでご注意を。メンズとレディースは腰回りから足先にかけてのラインが全く違うため、同じパターンで表現するのにはどうしても無理があります。

 スウェット類などならともかく、形重視のバレルレッグなどは、あまりレディースを選ばない方が賢明かと思います。


ショートパンツとキャップ

・ウルトラストレッチアクティブショーツ 1990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ウルトラストレッチアクティブショーツ
・カーゴショーツ 1990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
カーゴショーツ
 ショートパンツはこちらがおすすめ。まず快適さだけをとるなら「ウルトラストレッチアクティブショーツ」。極薄のスウェットのようなカットソー生地で作られており、軽く、また裾幅も広いので風通しがよく下半身も蒸れにくい。雑に扱ってもシワがつきにくく快適です。加えて色展開も多く、「ユニ被り」もさほど起きにくいのでおすすめです。

 一方、「カーゴショーツ」は収納がめちゃくちゃ多く、手ぶらで歩けることが大きなメリット。財布、スマホ、小物類くらいなら問題なく収納できるので、バッグを持ちたくない人には最適です。

 長年支持されているギアショーツなどもおすすめではありますが、アウトドアトレンドが収束し始めているので、特段のこだわりがないのなら、こちらのミリタリー由来のカーゴショーツの方がおすすめです。

日差しを避けるためのマストアイテム

・ジャン=ミシェル・バスキア UVカットキャップ 1990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
ジャン=ミシェル・バスキア UVカットキャップ
・UVカットキャップ2WAYストレッチ 1990円

ユニクロの夏服「590円なのに圧倒的な機能性」「数万円のモノに匹敵」絶対に買い逃してはいけない“マストバイ”15選
UVカットキャップ2WAYストレッチ
 最後はキャップ。強烈な日差しを避けるためのマストアイテムです。バスキアコラボのUVキャップは、分厚いツイル素材を製品加工し、古着風に仕上げています。

 ユニクロのキャップに使われているツイル素材は驚くほど堅牢で、数回洗っただけではほぼ変化が出ないほどタフ。そのため、ここまで風合いを変化させるためには相応の加工が必要です。
バイオウォッシュなど一定の手間をかけて制作しているにも関わらず、1990円という価格を実現できるのは本当にすごい。

 また、快適性をさらに求めるなら「2WAYストレッチキャップ」がおすすめ。ストレッチ性が高いため頭にフィットしやすく、また薄手で快適。蒸れにくくて非常に楽ちんです。加えてシワにもなりにくい素材のため、クシャッとバッグの中に忍ばせておくのもOK。旅行用としても最適です。

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【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)
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