大相撲の「春日野部設立100周年祝賀会」が29日、東京会館で行われ、八角理事長(元横綱・北勝海)、出羽海親方(元幕内・小城ノ花)ら約400人が出席した。

 1925年に元横綱・栃木山が出羽海部屋から独立して創設。

横綱・栃錦、栃ノ海らを輩出した名門で、1935年の夏場所から90年間、関取が途絶えていない。夏場所でも栃大海が14年ぶりの新入幕を果たした。

 「初代はともかく、2代目(栃錦)、3代目(栃ノ海)にはよく怒られましたし、数多くのことを教えていただきました。その教えがあったから100年があるという感じです。若い力士には食事の時に(春日野部屋の)考え方などを話してます」と春日野親方(元関脇・栃乃和歌)。

 さらに「次の100年も大事。相撲協会とともに永遠に続くものというのが私たちの考えです」と続け、部屋頭の栃大海も「歴史を途絶えさせてはいけないという使命感はあります」と力強く話していた。

 祝賀会にはサプライズゲストとして春日野親方と30年来の親交があるシンガーソングライターのさだまさしが出席。名曲「案山子」など3曲を熱唱した。

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