1984年ロス五輪体操鉄棒の金メダリスト・森末慎二さん(67)が4月30日放送のテレビ朝日系特番「鶴瓶孝太郎 転職したら人生〇〇だった件」(午後7時)に出演し、飲食店オーナーに転身した現在の姿を披露した。

 芸能界の第一線で活躍していたのにまったく異なる世界に転職した人たちの転職人生を見ながら語り合うというのが番組のコンセプト。

 体操引退後はレギュラー番組を6本抱える人気タレントとして活躍した森末さんだったが、現在は沖縄・宮古島で2018年にオープンした天丼・天ぷら専門店「みゃ~く商店」のオーナーに転身。営業のある週5日は店に立ち続けていた。

 宮古島産の車エビが3本乗った車海老天丼2300円などが人気で日本全国から客が殺到。昼の営業だけで1日10万円売り上げることもある繁盛店になった。

 厨房に立ったり、配膳をするなど午前11時半から午後3時までの営業時間中、働きづめの毎日だが、どんなに忙しくてもファンとの記念撮影に応じる森末さんは「車エビの養殖は(沖縄が)日本一ですよね。十何年前は車エビは島にはなかった。9割は島外に出荷されて島では食べられなかった。それで宮古島の車エビをもうちょっと宣伝しようということで結果的に天丼になった」と経緯を説明。

 「芸能界のお仕事も結構やらせていただいて20年ぐらいやった。全部やっちゃったなって。やることやったなって思って。MCもやらしてもらったし、ドラマも出させてもらったし、歌も出したし。

やることはやった」と振り返ると「で、昔から沖縄が好きで。何回か来てるうちに将来は沖縄でゆっくりしたいなってのがありましたね」と森末さん。

 夢実現のために貯金し、09年、宮古島に海が見える900坪の土地を購入すると2階建ての白亜の豪邸を新築した。土地と建物の総額は5000万円。神奈川県で働く妻とは離れ、1人暮らしをしていることを明かした。

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