B2ベルテックス静岡は1日、3日に開幕するプレーオフ(PO)初戦の準々決勝・富山戦(ありそアリーナ)に向けて静岡市内で調整した。2戦先取制で争うPO。

今季リーグで4戦全敗の相手に対し、森高大ヘッドコーチ(35)が「〈1〉速攻を止める〈2〉リバウンドを取る〈3〉無駄なファウルをしてフリースローを与えないこと」と、“勝利の3か条”を掲げた。

 打倒・富山へ相手の持ち味を封じる。「富山はリーグの中でも速攻で点が多いチーム。まずは、速攻をさせないことが大事」。中途半端な攻撃でボールを失い、相手に走られて失点することを避けるように訴えた。

 次に注意点に挙げたのがリバウンドだ。リーグではベルテが2位で富山が4位と上回っているが、直接対決では要所で奪われるケースが目に付いた。速攻や2次攻撃につながるだけに、制空権の争いは重要なポイントだ。フリースローでは、富山はフリースローの試投回数と得点がリーグ一で、「無駄なファウルに気を付けたい」と、話した。

 リーグ戦とは違い、2敗すれば、終戦となるポストシーズン。「まずは、初戦が大事」と語る指揮官。西地区3位からの下克上へ、全力で第1戦を取りに行く。

(塩沢 武士)

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