◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ男子 チャンピオンシップ決勝 サントリー―愛知 公式練習(2日、東京・有明アリーナ)

 初代王者を決めるチャンピオンシップ(CS、3日~)決勝の公式練習が2日、会場の有明アリーナで行われ、サントリーと愛知が最終調整。サントリーのセッター・大宅真樹は「今のところいつも通りやれている。

チームに助けてもらうところは助けてもらいながら、いつものプレーを出したい」と、意気込みを語った。

 サントリーはCS準決勝で、名古屋に勝って決勝へ。ただ第3戦ではレッドカード判定やルール適用に対してリーグが試合後に謝罪する騒動が起き、ファンの間でも波紋を呼んだ。「今、サントリーにバレー界隈が向けているイメージというのが、何かをしたわけじゃないけど落ちてしまっているというのが、正直なところ」と大宅。準決勝後、心ないメッセージなども受け取ったと明かし「正直、勝っちゃいけないのかなという気持ちにもなるくらいの、直接メッセージが来たり。何かしたっけ? というのはあるけど、せっかくこの長いリーグ戦を勝ち上がって、セミファイナルをバレー人生をかけて戦ったのは事実で。そうしてきたにもかかわらず、そういった仕打ちじゃないけど、そういうのがサントリーにかなり向いてきていたので。そういう気持ちが一週間ありました」と述べた。

 決勝に向け、チームで状況や心境を共有。「それだけ日本バレーボールが人気になってきたという証拠だと思うので。僕らは何もすることができないというか、何をしても変わらないと思うので。とにかく自分たちのバレーボールを信じて、最後まで戦おうという気持ちには、最終的にはなった」とした。

初代王者をかけた決勝。大宅は「イメージを改善できるチャンス。自分たちは優勝だけを目指してやってきたというところを、バレーボールとして見せられたら」と気持ちを高めた。

編集部おすすめ