◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第2日(2日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 6位から出た23歳の岡田晃平(フリー)が2バーディー、1ボギーの69をマークし、通算2アンダーで上位を守ってホールアウトした。後半の2番パー5で245ヤードの第2打を3アイアンでピン手前25メートルのカラーまで運び、3番ではピン奥5メートルをねじ込み、連続バーディーを奪い伸ばした。

 昨年11月からメンタルトレーニングを取り入れた。「やっぱりバーディーを取ればうれしいし、ボギーやダボは悔しい。自分はそこがはっきり出るタイプなので、もう少し落ち着けるようにトレーニングをしている。結果は出ているかなと思う」。普段は爽やかな笑顔が似合う好青年だが、ゴルフ場に入ると変わる。「そういう面では勝負師かなと思っている。プライベートでは普通です」とはにかんだ。

 毎試合毎ラウンド後に、メンタルトレーナーの出口慎一郎氏とオンラインでミーティングをしながら、18ホールを振り返る。この日の最終9番では2メートル半のパーパットを沈め、ガッツポーズを作った。「いいショットやいいパットをしたらしっかり喜ぶようにって、メンタルコーチから言われているので」と明かした。

 アマチュアだった2023年に日本ツアー選手権で15位、日本オープンで18位とメジャーで好成績を残した。昨年のルーキーイヤーは2度のトップ10入りで、賞金ランク50位。

初シードをつかみ取った。「明日からまた新しい2日間が始まる。集中を切らさないようにしていきたい。伸ばせる状態に自分のゴルフはあるので、昨日今日のゴルフをあと2日やるだけ」。最終日の18番で、ど派手なガッツポーズを決める。

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