横綱審議委員会による稽古総見が2日、東京・両国国技館で行われた。大関・琴桜(佐渡ケ嶽)は横綱・豊昇龍(立浪)らを相手に計16番。

6勝10敗と低調に終わったが「徹底して内容にこだわっていければいい。しっかり踏み込めたし、辛抱できたのが良かった」と振り返った。出足に鋭さを欠いた一方、豊昇龍にはもろ差しで寄り切るなど3勝を挙げた。先場所は8勝7敗でカド番を脱出。夏場所(11日初日、両国国技館)を見据えて、3日以降は出稽古も視野に入れており「目標に向かってやるだけ。体と自分の形をしっかりとつくりたい」と復調へ一歩ずつ階段を上っていく。

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