◆ラグビー リーグワン第17節 東京SG 43―34 BR東京(3日、味の素スタジアム)

 レギュラーシーズン6位の東京SGは、同8位のBR東京に43―34で勝利し、8勝目(2分7敗)。勝ち点を40に伸ばしたが、2試合を残す7位・横浜との勝ち点差が10にとどまったため、上位6チームによるプレーオフ(PO)進出はこの日は決まらなかった。

横浜は4日に神戸戦(秩父宮)に臨む。

 東京SGは前半4分、WTBコルビがPGを決めて3点先制。同6分は、敵陣左サイド深くのラインアウトからモールを押し、フッカー堀越康介がトライを挙げた。BR東京は0―10の同14分に、ラインアウトを起点に左へ展開、WTBヴァカヤリアが左サイドを駆け抜けトライ。5―10とする。前半29分、東京SGのSH流大が相手トライエリア前へ絶妙なキック。WTB尾崎晟也が反応し、右隅に沈め10点差とした。BR東京は40分過ぎ、フランカーのギルが危険なタックルで10分間の一時退場に。東京SGがPGで3点を加え、前半を18―5で折り返した。

 後半は4分、BR東京のWTBメイン平が中央からPGを決めて8―18。8分に東京SGのWTBコルビに追加点を許すが、同14分には敵陣左サイドのラインアウトを起点に、戻ってきたギルがトライ。キックも決まり15―23と迫る。

同19分、BR東京はフッカー大内真が危険なタックルにより10分間の一時退場。再び数的不利に。東京SGはWTBコルビのPGで26―15とする。

 後半22分、BR東京は右サイド中央付近で得たペナルティキックを、SHペレナラがタッチに出せず、相手ボールスクラムに。その後、東京SGが攻め込み、トライエリア前でBR東京のNO8ファカタヴァ・アマトに故意の反則によるイエローカード。13人となり、同28分に途中出場のフランカー、タマティ・イオアネにトライを許す。

 劣勢のBR東京は後半30分、敵陣左サイドのラインアウトから攻め、フランカーのギルがこの日2トライ目。34分には自陣からの攻撃で、ラストパスを受けたロトアヘア・アマナキ大洋がチーム連続トライ。9点差とするが、37分に東京SGが連続攻撃からWTBコルビがトライを挙げ、自らキックも決め43―27。終了間際にBR東京のWTBメイン平がトライを挙げたが及ばず。BR東京は12敗目で逆転POの可能性が消えた。

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