トウキョウスピードレースが3日、東京・明治神宮外苑で行われ、男子エリート5キロで、ハーフマラソン日本記録(59分27秒)保持者の太田智樹(トヨタ自動車)が13分30秒の日本新記録で10位になった。早大時代の1学年先輩の清水歓太(スバル)が2023年10月にマークした13分37秒の日本記録を7秒更新した。
太田智樹は昨年、パリ五輪1万メートルに出場したが、故障明けの状態で苦戦。先頭に2周差をつけられ、29分12秒48で24位に終わった。しかし、今年2月にハーフマラソンで日本人で初めて1時間を突破する日本記録(59分27秒)をマーク。日本トップレベルの実力を改めて証明した。今年の東京世界陸上日本代表選考レースだった4月の日本選手権1万メートルでは8位。「次の大きなレースは日本選手権(7月)の5000メートルです。予選、決勝があるので、1本ずつ集中して走って入賞を目指します。結果的に世界陸上につながればラッキーです」と今後の予定を明かした。
女子エリート5キロには、24年パリ五輪女子マラソンを欠場した日本記録保持者の前田穂南(天満屋)が1年ぶりにレース復帰。15分48秒で13位と健闘した。