◆ラグビー リーグワン第17節 トヨタ 38―30 三重(4日、鈴鹿)
レギュラーシーズン10位(勝ち点20)のトヨタは、同11位(同18)の三重に38―30で勝利。負ければ順位が入れ替わる大一番に勝って4勝目(1分12敗)。
トヨタは前半5分、敵陣での6次攻撃からフランカーのトゥポウが先制トライ。セットプレーで優位に立ち、同12分、16分とラインアウトからの攻撃で連続トライを挙げ19―6とペースを握った。26―11の前半終了間際には、左サイド中央付近でのラインアウトから、フッカー彦坂圭克が抜けだし、約50メートルを走りきってトライ。31―11で折り返した。
後半は三重がペースを握る。10分、敵陣左サイド深くのラインアウトから右に展開。WTB植村陽彦が相手トライエリアに走り込んで追撃のトライ(18―31)。同22分には、ロック、モスタートのトライで23―31。26分にはWTBスルンガがトライとしたが、直前のプレーでチームがボールを前に落とす反則を犯して痛恨のトライキャンセルに。直後にはトヨタに自陣から一気にボールを運ばれ、27分に失点。23―38と突き放され、流れを失った。
冷や汗をかいたトヨタだったが、15点リードを守り切って今季4勝目。勝ち点を24に伸ばし、10位をキープした。負ければ入れ替え戦圏転落の一戦で、意地の1勝を挙げた。