◆第171回天皇賞・春・G1(5月4日、京都・芝3200メートル、良)
伝統の長距離G1は古馬15頭立てで争われ、4番人気のショウナンラプンタ(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父キズナ)は3着に敗れた。前走の阪神大賞典(4着)に続く2度目の手綱だった武豊騎手は、16&17年にキタサンブラックで連覇して以来の歴代最多9勝目が懸かっていた。
勝ったのは1番人気でダミアン・レーン騎手騎乗のヘデントール(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ルーラーシップ)。最後の直線で抜け出すと、たたき合いを頭差で制して、ダイヤモンドSからの重賞2連勝でG1初制覇を果たした。今回の短期免許取得初週だったダミアン・レーン騎手は23年日本ダービー(タスティエーラ)以来のJRA・G1・6勝目。木村調教師は天皇賞・春初制覇で、JRA・G1は今年のフェブラリーS(コスタノヴァ)以来の13勝目。勝ち時計は、3分14秒0。
2着は6番人気のビザンチンドリーム(アンドレアシュ・シュタルケ騎手)だった。
武豊騎手(ショウナンラプンタ=3着)「自分の競馬はできました。4角でもっとセーフティーリードを取りたかったが、そこまでの切れ味はなかった」