◆スペインリーグ第34節 ジローナ1―0マジョルカ(5日、エスタディ・モンティビリ)

 マジョルカはバルセロナとの0―1惜敗の後、一週をおいて11試合勝利なしで降格圏直前まで落ちていたジローナと対戦した。

 右太もも裏の負傷で離脱していたFW浅野拓磨は4月5日・セルタ戦以来4試合ぶりの復帰に向け、ベンチ入りした。

 試合は前半10分、イバン・マルティンのシュートをDFがカット。しかしエリア右にフリーだったストゥアニに跳ね返りを決められ、ジローナが先行した。結局この1点を守ったジローナが2月3日以来、約3か月ぶりの勝利を得た。

 なかなかチャンスを作れないマジョルカは、後半15分に最初の交代で浅野を投入した。浅野は22分にファールを受けてFKのチャンスを作るなどしたが、枠内シュートはわずか1本と決定力に欠けたマジョルカのゴールまでは呼び込めなかった。

 熾(し)烈なヨーロッパ大会出場枠争いで、この日勝てば7位とEL出場枠に入れたはずのマジョルカ。次戦はすでに降格を決めているバリャドリードをホームに迎える。4試合ぶりの勝利で上位への勢いをつけたいところだ。

 マジョルカ・アラサテ監督「今日(の試合)は我々のものではなかった。特に前半はジローナを押さえられなかった。攻撃の形を作るのにも苦労した。後半は選手交代から良くなっていった。

相手エリア近くでのプレーが増したが、良い試合はできなかった。我々は優れたチームなので、立ち直らなければならない。次の土曜日には重要な試合があり、ファンと一緒に勝利をつかまなければならない。勝つために何をしなければならないか考える必要がある。それは意欲と順位の面でプラスを意味する。次の試合が鍵となるはずだから、絶対に勝ちに行く」

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