◆明治安田 J2リーグ▽第14節 千葉1―2大宮(6日・国立)

 Jリーグの野々村芳和チェアマンが試合後、報道陣の取材に応じた。この日、国立では正午からWEリーグの千葉L―大宮V戦を開催し、最多入場者(2万6605人)を集め、同リーグの記録を更新した。

午後4時からのJ2上位決戦にも4万9991人と多くの観客が詰めかけた。

 野々村チェアマンは「両方ともいいゲームをしてくれた。女子から始めて、男子というのは今まであまりやったことがない。間の時間をどれだけ短くできるかという難しさがあるが、トライとしてはすごく良かった。(最多観客数更新に)いろんな視点から、いろんな人たちにアプローチができたと思っている。JリーグもWEリーグも含めて、一つ(同日開催の)形は見えた」と満足げに振り返り、「これを横に展開していくと、Jクラブで女子があるクラブは同じようなことを、やりやすいのでは」と私見を語った。

 3日にはJ1川崎がサウジアラビアで行われたACLEで準優勝と、初のアジアタイトル獲得まであと一歩に迫り、野々村チェアマンは「本当によく頑張ってくれた。もちろんあそこ(決勝)まで行ったからには勝ちたかったし、やりようによっては勝てるゲームだったと、終わってから長谷部さん(監督)とも少し話した。もちろんサウジの金銭的なメリット、ホームアドバンテージも大きいが、それでも勝てる可能性を見せるゲームを3つできたというのはすごく良かった」とねぎらった。また、「この3年間で日本のチームが3年とも決勝に出ている。決勝に出て、Jリーグのサッカーを見せるというのはすごく大事なことだと思う。来年以降も続けていきたい。

本気でそこ(アジア王者)を目指すチームが増えてきていると思うので、来年も期待できる」と語った。

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