お笑い芸人のキンタロー。が7日、東京・千代田区のアキバシアターで行われた映画「サブスタンス」(コラリー・ファルジャ監督、16日公開)の試写会イベントに登壇した。
第97回アカデミー賞では主演女優賞を含む5部門にノミネート。その他賞レースにも数多く選出されている話題作が日本に上陸する。「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990年)で知られる米女優デミ・ムーアが主演。本作では容姿の衰えから仕事が減少した50歳の元人気女優・エリザベスを演じる。一時的に若さを取り戻すことができる再生医療「サブスタンス」に手を出すと、彼女の背を破って上位互換のスー(マーガレット・クアリー)が現れる。そんな2人が入れ替わりを繰り返す、狂気のエンターテインメント作品となっている。
キンタロー。は主人公・エリザベスに扮した青色のハイレグレオタード姿で登場。ともに登壇したお笑い芸人のこがけんとリズミカルな音楽に合わせて踊りを見せたり、映画を見た感想を顔芸で披露するなど、会場は終始明るい雰囲気に包まれた。
作品の感想を聞かれると、「女性の内面に対する葛藤に共感し、涙しました」と冷静に話したが、その直後に「後半はオーマイガー! アンビリーバボーなくらい怖い。ちょっとちびった。トイレに一人で行けなくなった」とデミ・ムーア風? の英語交じりで熱弁した。
作品の内容にちなみ、自身の上位互換は何かと聞かれると、「将来を担うちびっ子に対して影響力を持つ、なまはげですかね。メリハリのあるしっかりと怒れる大人を目指したいです」と顔芸と合わせて冗談交じりに話した。