◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・フェルナンド・マルティネス―同級6位・井岡一翔(11日、東京・大田区総合体育館)
元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(志成)が挑戦するWBA世界同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が7日、都内のジムで公開練習を行った。シャドーボクシングやサンドバッグ打ちで約30分、汗を流した。
昨年7月に当時、IBF王者としてWBA王者の井岡との統一戦に臨み、3―0の判定勝ちで王座統一。その後、IBF王座を返上し、同年大みそかにWBA王者として井岡との再戦が決まったが、来日後にインフルエンザに感染したため中止となった。
マルティネスは「ファンの皆様をずいぶんと待たせてしまいました」と謝罪した上で「今の体調は100%です」と自信を見せた。さらに「手指の消毒なんかにアルコールジェルを使って、予防しています」と語り、報道陣にもジムからマスクが配布された。また王者は「練習の往復だけで、それ以外の外出はしていません」と感染対策をアピールした。昨年の大みそか決戦は11日前の来日だったが、今回は1週間前に来日。その理由を「ウイルス対策でもありましたし、私たちが日本に適応できる自身があったからです」と明かした。
戦績はマルティネスが17戦全勝(9KO)、井岡が31勝(16KO)3敗1分け。試合はABEMAでライブ配信される。