米俳優トム・クルーズが7日、都内で行われた主演映画「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(クリストファー・マッカリー監督、23日公開)の来日会見に出席し、映画作りへの熱い思いを語った。

 今回が25回目の来日となるトムは、前日のジャパンプレミアにも登壇。

上映後にスタンディングオベーションとなった会場を振り返り「すばらしく美しい光景でした。オーディエンスにお礼を言いたい。大きな感動でした。みなさんに非日常に没頭していただき、笑顔を与えるのが夢ですから。昨日の光景は絶対忘れません」と感謝を口にした。

 さらに、客席の字幕翻訳家で通訳の戸田奈津子氏を紹介。「今回の字幕にも心血を注いでくださった。2日前に字幕が完成したんです。戸田さんは、1500本の字幕を付けています。僕の出演作にも字幕を付けてくださって感謝しています」と深い敬意をあらわに。戸田は席を立ち上がり、「トムさん、優しいお言葉ありがとうございます」と笑顔で手を振った。

 敏腕スパイの活躍を描く人気シリーズの最新作。

米スパイ組織「IMF」に所属する主人公イーサン・ハントを約30年にわたり演じている。「自分のやりたいことをやって観客を楽しませることができることは当たり前じゃない。お客さんに映画館で楽しんでもらうために、自分の人生をささげている。これからも学び続けたい」と飽くなき向上心を明かした。

 本作でも陸海空で超絶アクションの数々を披露しているが「毎回、はじめは無理だと思うんです。だけどとにかく絶対に諦めない。チャレンジが大好きなんです」と告白。撮影のために飛行や潜水などの技術を習得し「撮影が終わる頃にはエキスパートになっています。撮影中は『楽しんでいるようにしないで、これは(イーサンにとって)危険なミッションなんだから』と監督から言われますね」と笑っていた。

 この日はマッカリー監督や、共演のヘイリー・アトウェル、グレッグ・ターザン・デイビスら豪華キャスト陣も登壇した。

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